4/23/2002
*ケルン(Koeln) フランクフルトからケルン経由で一気にブリュッセルまで行くと、6時間かかってしまうので、 中間にあるケルンに一泊することにしました。フランクフルトに三泊してケルンに向かったもう一つの理由は、 ICEでライン川に沿って走る景色が、忘れられないくらい素晴らしかったので、 わざわざそのルートを取ったからなのです。(^_^) 6年振りに訪れたケルンは何も変わっていませんでした。 ケルンと言えば、"Koelner Dom ケルンの大聖堂"と"Koelish"と言うビールで有名です。 又ケルンは英語では"Cologneコローン"で、オーデコロン(フランス語で"Au de Cologne ケルンの水") というのはあまりにも有名で、1792年にグロッケン通りで創業され、 いまでも発祥地の1477番地ではその名前と同じ名前のお店があり、 1477という香水が売られています。 私は普通の人が一般的に訪れる観光名所に行くとは限らないので(笑)、 旅行記としては何にも参考になりませんので悪しからず。(^_^;; ケルンは一度来たことがあるので、とりあえず大聖堂は観ましたが、あとは街の中をぶらぶら歩いていただけです。(笑) 大聖堂はおそらく高層ビルで言えば35階以上の高さではないかと思いますが、 1248年に着工し1880年に完成されたという古くて巨大な大聖堂で、 ものすごく遠くまで行ってもカメラに全景を収めることは出来ません。 ケルンでは旅行中に足りなくなったものや必要になったものなどを買うことがメインでした。 成田からコペンハーゲン経由でフランクフルトに来る時に、スーツケースにちょっとひびが入ったことから、 デパートでスーツケースのバンドを買ったり、ヘアスタイリングのムースなどを買いました。 通りをぶらぶら歩いていたら、たまたまSwatchのお店があったので入ってみました。 昨年はドイツを旅行中に自分の時計が電池切れして、 安かったのでライプツィッヒでスウォッチの時計を買いました。 でも白いバンドが汚れやすくていつか換えなきゃと思っていたので、 ちょうど良いやと思って若い感じの良い店員に「白は汚れてしまうので、 黒いバンドに換えたいのですが、これの黒いタイプはありますか。」と声をかけました。 彼は色々捜してくれましたが、黒いバンドで留め金がシルバーのを持って来てくれました。 でも、私の時計にはゴールドが合うのでイマイチかなぁと心の中で思っていたら、 何と彼は察してくれて、わざわざ私の為に留め金をゴールドにつくりかえてくれたのでした。 私はとても嬉しくなって、「ありがとう。マッチベターよ!(^_^)」と言って喜んでお店を出たのでした。 私は、このような些細なことにも神様の御介入を思い胸が熱くなったのでした。 しばらく歩くとオリエンタル調の骨董品屋のようなお店がありました。 私は中から聞こえてくる声が気になって中に入って行きました。 そこではオークションの真っ最中でした。 Auktionssaalと言う場所が店の奥にあり、どうやらそこでは常時オークションをやっているようでした。 私はお金もなく買う気もないのですが、その場の雰囲気が面白かったので、ずっと座ってみていたのです。 ネックレス、花瓶、絵、絨毯、何でもオークションをしていました。 6畳より大きそうな絨毯は1500ユーロー(1ユーローは、私が両替した時は、123.422円でした。) から始まったものの、1000ユーローまで下がっても誰も買いませんでしたが、 50ユーローくらいの絵はすぐに売れて行きました。 ドイツ語が早くて、みんなが笑うところでは笑うことが出来ませんでしたが、何とか数字だけは聴き取ることが出来ました。 それでも、その場にいるのはとても面白かったです。 ちなみに「Euroユーロー」はドイツ語読みすると「オイロー(ロは喉の奥で発音するので、 オに近いかも)」で、1500は「アイン・タウゼント・フュンフ・フンデァート」 或いは「フュンフツェーン・フンデァート」です。 デパートに入った時に、思いがけずインターネットカフェを見つけました。 15分で1ユーロー。私は、ドイツ語のキーボードで時間がかかると思ったので、 30分で1.5ユーローのコースにしました。 日本語は読めませんでしたが、外国で自分のホームページを見るのは、 留守中に自宅を覗くような不思議な気持ちです。(笑) 内容は分からなくても、アドレスが書いてあると誰が投稿したか分かるので、 それだけでも嬉しく思いました。 *Alt Koelnで 地球の歩き方には相変わらず紹介されている「Alt Koeln Am Dom」というお店は、 6年前にも行きましたが、今回も早い夕食をそこで取ることにしました。場所は大聖堂のすぐ横で、 一見入りにくそうなのですが、値段もお手ごろでドイツらしい気分を味わえます。 夜にならないと二階席に上がれないようで、今回は一階の適当な場所に座ることにしました。 私は普段お酒を飲まないのですが、ケルニッシュビアーは飲んでみなきゃ(多分前回も飲んだと思う) と思い、「一番小さいやつで」などと注文しました。(笑) メインはポークのシュニッツェル(カツよりパン粉のきめが細かい)を注文したのですが、 実際は大きなお皿にシュニッツェルと櫛形に切って揚げたフライドポテト(おそらくじゃがいも3個分くらい(^_^;;) が盛られていました。小食の私でなくても、半端ではなくすごい量だと思います。(^_^;; サラダは別の大皿で来て、その上にパンが籠に入ってやってきました。 私は、呆然とし、「いったいこれをどうやって一人で食べろって言うわけ!?(^_^;;」と言いながら食べ始めようとした時、 見知らぬドイツ人のおじさんが私のところにやってきました。 最初はお店の人かと勘違いして、「Zu viel fuer mich! ツーフィール フュア ミッヒ(私にはたくさんすぎます。)」 などと言っていましたが、話してみるとこの人は一般のお客さんでした。(^_^;; お友達が近くのテーブルに三人いて、これからフォーミュラーワンに行くんだと言っていました。 彼は英語が全く駄目のようで、ドイツ語オンリーで会話をしていました。 私のドイツ語もしばらく使っていないので心配でしたが、ドイツに来ると色々なドイツ語を耳にしたりしているうちに、 昔覚えた単語がフラッシュバックしてきました。 おじさんに「Geshaeft? ゲシェフト(出張ですか。)」と聞かれたので、「Privat プリヴァート(プライベートです。)」 と答えた後、二週間Urlaubウアラオプ(有給休暇)を取ってEuropaオイローパ(ヨーロッパ)に来ました。 昨日まではフランクフルトに滞在していました、などと色々とお話をすることが出来ました。 ドイツに来てドイツ語を話すことが出来るのは本当に嬉しいです。 フランクフルトでサンドイッチとコーヒーをテイクアウトする時も、 『確かmitnehmenだったわよね。』と思いながらも、いざとなったら「Ich, ich.....イッヒ、イッヒ(私、私・・・)」 と詰まってしまい(笑)、店員に「Mitnehmen?(テイクアウトですか)」と聞かれ、 「Ja, ich nehme das mit.(はい、これをテイクアウトします。)」と言って買った後、 やっぱりmitnehmenで良かったんだと嬉しくなりました。 今回神様の細やかなお心遣いを特別に感じていることは、このように人々との触れ合いを行く先々で持たせて下さることで、 私が寂しくならないようにして下さっていることでした。私がいつどこで何をやっていても、 主が共にいて下さり助けてくださいます。地球の歩き方にも紹介されているホテルKoenigshofを捜すのに苦労しました。 (まさに地球の迷い方だ。(^_^;;)でも、路上マーケットのおばさんに、 「このホテルはどう行ったら良いのですか。」と聞くことが出来、ちゃんとそこにたどり着くことが出来たのでした。 蛇足ですが、このホテルは、直訳すると王様の宮廷(?)ですが、 実際は狭いところでした。朝食の種類がすごいと紹介されていましたが、 「え?何でこれがすごいわけ?(^_^;;」と思いました。人々の価値観はそれぞれなので、 ある人にはすごくても別の人には「?」と思うことも多いのです。 私は、迷ったことはどうでも良く、かえってそれで色々な人達に触れることが出来て嬉しく思いました。 神様ありがとうございます。(^_^) ところで料理ですが、一生懸命に食べたのですが、やはり残してしまいました。 お店のおじさんがやって来て、「Zu viel(たくさんだったんだね)(^_^)」と微笑みながらお皿を片付けてくれたのでした。(^_^;; *電車にまつわること グラスゴーのEは良く「地球の歩き方」を「地球のだまし方」とか「地球の迷い方」とか色々言っていますが、 後者にはうんうんとうなずけるものがあります。(笑) まぁ、私の日記はあまり観光用には参考にならないと思いますので、「地球の転び方」 くらいに思って読んで下さい。(笑)昨日は、事故による電車の遅れとか、 それにともなって色々と良い勉強をさせていただきました。 ドイツを電車で回ろうとすると、駅員は英語を話すので殆ど困ることはありません。 でも、ドイツ語をちょっとかじっているだけでも非常に役に立つことは事実です。 Zugツーク(電車)、Abfartアップファート(出発)、Ankunftアンクンフト(到着)、Eingangアインガング(入口)、 Ausgangアオスガング(出口)、Gleisグライス(xx番線)などがそうです。 蛇足ですが、私が初めて一人でドイツに行った時、EingangとAusgangの、 どっちが入り口でどっちが出口なのか、いつもこんがらがっていたものです。(笑) それでハノーファーの駅で、ドイツ語しか話せないおじいちゃんのような駅員に、 出口まで連れて行ってもらったことも懐かしい思い出です。(笑) ICEなどに乗ると、"Ihr Reiseplan"が座席に置いてあって、列車の名前(大抵は有名な人の名前が付いている)が書いてあって、 各停車駅の名前・出発・発車時間(出発・到着は"Ab""An"と省略されています。)、 又それぞれの接続電車の出発時間と何番線かも詳細に載っていますので、 非常に便利で迷うことは殆どないと思います。
ホームで電車に乗る時も、あらかじめ何時の電車はこの場所に立っていれば良いとわかるので、
非常に便利です。列車の絵が一等車は黄色、二等車は緑色に色分けされていて、
例えばセカンドクラスのノースモーキングの車両は、何号車と何号車と言うように識別されているのです。
それを見て、ホームのA、B、C、D、Eなど、どこに立って待っていれば良いのかすぐに分かるわけです。
まさに至れり尽くせりという感じです。
私がいつも行く時期は夏休みのピーク時を外れているので、予約しなくても空いていれば指定席に座ることが出来ます。
日本の新幹線では自由席に座るしかないのですが、席の上のラベルを見ればどこからどこまでが予約済みとわかるので、
その区間以外は座っていて全く問題ないのです。日本もそうなれば良いなといつも思うのですが・・・。
私がいつも緊張するのは、電車によってドアの開け方が様々なので、
ちゃんと開けられるかどうか心配になるからです。以前、力がなくてドアが開かなかったことがあります。(^_^;;
なので、今でも、人が集まってきそうなドアに行き、人の後ろに続いて降りることにしています。(笑)
新幹線でも自分で中からボタンを押さなければなりません。
下記のような表示になっています。(注:実際はウムラウトですが、
フォントの関係でここでは二重母音のように表記しました。)
今回遅延したりしたお陰で色々な新しい発見もしました。
ホームで電車を持っているとホームの上に次の電車の案内(どこ行きの何時の電車とか、
ザ・ベストテンの何位かを発表する時のようなパタパタパタパタというやつ(笑))が出ます。
何かの事情で電車が遅れたりするとドイツ語でアナウンスがありますが、
その表示には"15 min. spaeter フュンフツェーン ミニューテン シュペーター(15分遅れ)"
などと表示されます。
今回ICEが遅れたこともあって、車内の車両間の側面に液晶で表示されている情報にも注意をして見ていました。
それには列車名行き先などと共に、現在の時刻も出ていました。
又、降りる時には、どっち側のドアが開くのかも液晶で下記のように表示されていることに気が付きました。
ドイツ語の記憶が怪しいので若干違っていたらゴメンナサイ。(^_^;; |
4/22/2002
*待たされる(Trier) ドイツも今回で6回目。今はあまり観光地化されていないような地味な所にも足を運んでいるので、 観光をするというより、電車でゆったりとどこまでも行ったり、緑の多い街並みを散歩したり、 人々の普通の生活を見ているような感じです。今日は少し遠出してドイツの古い街トリアーに行きました。 トリアーに行くにはコブレンツで電車を乗り換えるのですが、トータルで3時間ちょっとかかります。 朝早く起きて、ヨーロッパ鉄道時刻表を調べ、行きの時間はバッチリだし、 帰りも早い場合の接続と遅い場合の接続も念の為メモに書いて出掛けました。 月曜日の朝なので、ICEで出勤中のビジネスマンと同じコンパートメントになりました。 社内アナウンスがドイツ語で流れた後、そのドイツ人が「今何て言ってました?」 と聞くので、「ごめんなさい。私ドイツ語わからないんです。(^_^;;」 と答えました。それがきっかけで、彼と色々と日本語の特徴やドイツ語などの話をしていました。 会話は英語でしていたのですが、一人旅の時は何語であっても誰かとお話出来るというだけで嬉しいものです。 しばらく楽しくお話をしていたら、又アナウンスがあって、その時は私の方から「What did he say?」 と聞くと、内容を英語で説明してくれました。何かコブレンツよりもずっと先で降りる人達は、 何かのトラブルで行けないので云々と言っていたらしく、「あなたはコブレンツで降りるから、 何も問題はないよ。(^_^)」と教えてくれました。 問題なくトリアーに着きました。どこまでもゆっくりと街を歩いて行きました。 本当はトリアーの街の様子を書くつもりでしたが、 帰りの電車がスムーズに行かず、そのことで観光したことの詳細は吹っ飛んでしまいました。(^_^;; ドイツでは数え切れない程電車に乗っていますが、電車のダイアがガタガタになったような経験は始めてでした。 トリアーを早めに出発し、コブレンツからフランクフルトへの電車の接続には10分近くあったので、 何の問題もありませんでした。ところが、予定の時間を過ぎても電車は来ず、何故かその電車を飛ばして次の別の電車が続いてしまいました。 私は、初めてその段階で駅員のおじさんに聞きに行きました。「この電車は来ないのですが。」 と質問したら、「Weg!(行ってしまったよ。)」と言われ、予定時間より何分も早く出発するなんて考えられないと思いながらも、 「じゃあ次の電車はどれですか。」と聞くと、「次のは一時間後のICEで4番線から出るよ。」 とドイツ語で話しながら紙に書いてくれたので、一時間待ちました。 ところが一時間後のICEも何故か来ず、次の電車が来てしまいました。 私は駅員のところに再び行き、「さっき書いていただいたこの時間に来るはずのICEはどうなっているんですか?」 と聞くと、PCで調べると「一時間遅れているんだよ。だから一時間後に4番線に来るよ。」 というドイツ語(年配の人は英語が駄目なので)での返事でした。 そう言われても何か半信半疑で、フランクフルトにはいったいいつ帰れるのだろうと思ってしまいました。 結局私はコブレンツで2時間以上も待たされることとなってしまいました。 今までこういう経験がなかったので慌てるかと思いましたが、 意外と冷静だった自分に驚いたりしていました。成田から飛行機に乗った時に、 神様の大きな御手が飛行機を包み上げ、ひょいっと成田からフランクフルトまで移動させている映像が心に浮かんでから、 『あぁ、神様はいつもどんな時でも御手の中に私を置いて下さっているから、 安心して平安でいられるんだわ。』と思えたのです。それは、自分が意識して思うのではなく、 本当に自然にそう思えたのです。そして、電車を待っている間に、 「次の電車はまだですか。」と何度も駅員に聞きに行った自分の姿が、 何か神様にお祈りをした後、「神様まだですか。まだなんですか。」と何度もしつこく聞いている自分を思い浮かべてしまいました。(^_^;; でも、神様は、この駅員のように「一時間後だよ。」といつも教えて下さるとは限りません。(^_^;; 「待つ」というのは忍耐のいることで、その時がいつだかわからないので、辛くなってしまうわけなんです。 でも、神様に委ねて祈ったことに関しては、神様は決してお忘れになることはありません。 「のち悟らん。」と言われたとしても、私達は神様を信頼して「待つ」と言うことが大切なんですね。 まぁ、そんなことを思い巡らしながら電車を待っていました。 ICEがやっと来てフランクフルトに向かいました。フランクフルトは、あまり好きではなく、 アクセスが便利なのでいつも滞在しているのですが、今日ほどフランクフルトに帰りたいと思ったことはありませんでした。(笑) |
4/21/2002
*ドイツでの日曜礼拝(Fulda) いつどこにいても、クリスチャンにとっては日曜日は礼拝第一です。 フランクフルトに着いた翌日の礼拝なので、当然私の頭の中では市内のどこかの教会で礼拝を守ろうと思っていました。 昨年のロンドンのウェストミンスターのように、一般信者以外締め出されては嫌なので、 日本を立つ前にホテルにもメールで問い合わせたりしていました。(昨年は、ダイアナ妃が結婚式を挙げたセントポール寺院の礼拝に導かれました。) フランクフルトは、駅の周辺には麻薬の注射を打っている人など、危ない人達が多いことや、 何となく荒んだ感じがするので、フランクフルト市内の教会ではなく、別のところに行くことにしました。 結局私は、全く予想もしていなかった街の教会で礼拝を守ることになりました。 私はICE(イーツェーエーというドイツの新幹線)で50分くらい行ったフルダに朝早く向かいました。 地球の歩き方には地図も載っていないので、駅で地図を買い駅前の通りをまっすぐに歩いて行きました。 朝晩はまだ寒いのですが、礼拝なのでジーンズではなくスカートをはいて来ました。 私は日のあたる場所を捜してゆっくりゆっくりと歩いていました。 そう、この旅は欲張って忙しくあちこちを観るのではなく、ゆっくり無理をしないペースで旅行をしようと思っていました。 昨年同様、旅程表は作らないで、鉄道のタイムテーブルを前日か当日に調べて行くという形を取りました。 何か静かな街だなと思ったら、日曜日なので、ファーストフードのお店以外は全部閉まっているからでした。 何故フルダなのかというと、午後にはそこから25分かかるシュタイナウで人形劇を観ようと思っていたからでした。 まもなく行くと教会があり、観光用かどうかはわかりませんでしたが、前を歩いていた家族が教会の横の入り口から入って行ったので、 私も中に入って行きました。 名前は"Stadtpfarikirche St. Blasius(直訳すると、司教区教会聖ブラジウス?)"というところで、 ちょうど礼拝の真っ最中でした。ステンドグラスもなく、 シンプルな感じがしたので、最初はプロテスタントの教会かしらと思っていましたが、 まわりにいた人達が十字を切ったり、教会の中の両側には懺悔室が並んでいたので、カトリック教会だとわかりました。 聖歌もありがちなマリア讃美ではなく普通でしたし、マリア像も偶像崇拝もしていなかったので、 私は何の抵抗もなく礼拝に出席出来ました。 日本と違うなと思ったのは、座席の机の下には聖書を入れるスペースはなく、その代わりに帽子を掛ける為のフックが備え付けてあることでした。 又、足を置く場所は、お祈りをする時に膝をあてることになり、クッションが付いてなかったので、 スカートだった私は痛くなって途中で止めました。(^_^;; ドイツ語の礼拝は言葉が全くわからず、私がわかったのは、"Vater(父)"、 "Sohn(子)"、 "Heilige Geist(聖霊)"、 "Amen(アーメン)"くらいでしたが(笑)、 神父のメッセージはものすごくパワフルな感じでした。でも、主の祈りのところはすぐにわかったので、 私は日本語で祈りました。 場所は違っても、お父さんの家(教会)は世界中にあるので、こうして言葉が違っても、 子供の私を礼拝へと導いてくださり、祈りの時を持たせてくださったことをとても嬉しく、 私はひとり旅の心細さもあって、うるうるしてしまいました。礼拝は言葉が云々ではなく、 本当に「霊とまこととを持って」礼拝することなのだと改めて心から思ったのでした。
Unser Vater im Himmel! Dein Name werde geheilight. *旅行までの色々 日々の仕事や慌ただしい雑事を逃れて、一年に一度ヨーロッパに来るのは非常に贅沢なことかも知れませんが、 普段全く遊ばない仕事人間の私には、必要不可欠な息抜きなのです。 今年は3月中旬を過ぎた頃から、会社で色々あって(私個人と言うより会社全体の組織的なことですが)、 一時は旅行に行くような気分になれない時もありました。でも、問題は主の御手に委ねて、 又今年もこうしてヨーロッパ行くことが出来るのは大きな喜びです。 デンマークの会社の時からのお付き合いで、今は年に一度の旅行のアレンジをしてくれているF社のIちゃんには、 当時のボス、モーちゃん夫妻のプライベートな旅行では、予定を出発の直前まで変更を何度もし、 やれ安くしろだの何だのと随分泣かし続けたので、今私の個人の旅行に関しては、 申し訳なくて、あまりうるさく注文は付けていません。(^_^;; 彼はもう何年も経つのに、余程記憶に残っているのでしょう、 「コペンハーゲンのMさん(モーちゃん)には会われるのですか。」と聞いて来ました。 残念ながら、マラガの別荘にいるようで、私が4月中旬に出したファックスをまだ読んでいないかも知れないので、 今年は会えないかも知れません。 Iちゃんには、今年は航空券の他、ジャーマンレイルパス、ベネルクスツアーパス、それに、 ユーロスターの予約もお願いしました。これは「地球の歩き方」のオフィスが新宿に移転した為に、 自分で行く時間がなかったからです。 Iちゃんは、私の「元祖お気に入り」で、一年に一回しか会えないのは残念ですが、 「Sさん、帰りの席は素晴らしい席が偶然取れましたから、期待していて下さい!(^_^)」 とのこと。相変わらずさりげない気配りの出来る、非常に爽やかで感じの良い青年です。(^_^) 『Iちゃん、今年もありがとう。支払は来月末ね。(^_^)』 Iちゃんは、うちの会社とは取り引きはなく個人の付き合いなのに、前の会社と同じように、 月末〆翌月末払いでやってくれているのも大きなお恵みです。感謝! |