[トップページ]


4/1-4/19/2002
4/21-4/23(Germany)
4/24-4/26(Belgium)
4/27-4/28(England)
5/1-5/3(Scotland/Denmark)
5/4-5/13/2002

Rejoice always, pray without ceasing, in everything give thanks.

ひとりごと


4/30/2002

*グラスゴー→アーヴィン

昨日の続きですが、グラスゴー空港に着いて、私はEの家に行く為にバスと電車のチケットを買わなければなりませんでした。 Eの話では切符を買う売り場(バスと電車会社を経営しているところのカウンター) で両方のチケットを一回で買えるという話でしたが、実際は買えませんでした。 私は買えるはずだというのが頭にあったこともあり、カウンターのお姉さんのスコットランド訛りの英語が難解だったこともありますが、 それ以前にその切符のことが理解出来ませんでした。 あまりにも彼女の英語がわからないので紙に書いてもらいました。(^_^;; バスに乗るのに必要な切符はB5サイズの半分くらいの黄色い紙で、 私には単に領収書にしか見えませんでしたが、彼女は「exchange ticket」のようなことを言っていました。 良くわからないまま、私は言われたようにバスの運転手に見せると、雨が降り始めたグラスゴー空港をバスで出発したのでした。

バスで20分くらいすると、ペイズリーギルモア駅の傍のバス停に着きました。 雨がザーザー降り出したので近くで雨宿りをし、傘をさして駅に向かいました。 駅でさっきの黄色い紙を見せると、それと引き換えに電車の切符をもらいました。 もらったと言っても買ったのですが、何でその引き換え券が必要だったのかは不明のままです。(^_^;; 20分に一本だという電車がやって来てそれに乗りました。ここからさらに20分程かかります。 『しかし、Eは遠くまでお嫁に来たものだなぁ・・』と思いながら車窓からの景色を見ていると、 雨があがった新緑や牧草地が、お日様の光でキラキラ光って、本当に美しい景色でした。 スコットランドの景色はイングランドと違う独特の雰囲気があり、 緑の色がとても深く、風景もどこかミステリアスな感じがします。 7時30分にホテルを出てから、殆ど1日がかりだったので、ちょっと疲れも出て来ましたが、 その美しい景色を見ているうちにそんなことも忘れてしまうくらいでした。

ここの英語はロンドンどころの騒ぎではない超難解な英語です。 私は、電車の中でおばあさんに何か言われたので、私の手がかゆみでちょっと荒れていたので、 そのことを言われたのかと勘違いし、「My skin?」ととんちんかんなことを聞いてしまいました。 すると横にいた青年が、私の時計を指さしたので、時間を聞かれたのだとわかりました。(^_^;; そういえば私の耳には、タイムがティムに聞こえたような気もしました。(^_^;; そんなことをしているうちにアーヴィン駅に着きました。 驚いたことに、私がホームに電車がとまって降りるドアの位置に、申し合わせたかのように、 Eと御主人のDが立って待っていたのでビックリしました。 Eはネットで私の飛行機の便を調べ、バスと電車を乗り継いだら、おそらくこれくらいの時間だろうということで、 ホームに立って待っていたのだと言っていました。いやはや、何とタイミングの良いこと!ハレルヤ!


4/29/2002

*ヒースロー空港でのトラブル

昨晩ホテルに着いて、グラスゴーのEに電話し、「明日グラスゴーの空港まで迎えに来てね。」 とお願いしたら、何と彼女は「メールに書いたでしょう。やらなくちゃいけないことがたくさんあるんだから、 英語も話せるんだし、子供じゃないんだから1人で来なさいよ。」と断られました・・。(^_^;; 「来なさいよ。」って簡単に言っても、空港にあるトラベルエージェントのようなところでバスと電車の切符を買って、 慣れないバス・電車で一時間もかかるところで、初めて行くのでちょっと不安になり、 「良いじゃん。何でそんなに意地悪なわけ?切符代払うから来てよ〜。」 と言いながらも、2泊させてもらうことを考えたらあまり強く言えず、しぶしぶ承知したのでした。 ところが、私は次の日(今日)、「迎えに来て〜。」なんて甘えたことを言っている場合ではない出来事に遭遇したのです。(^_^;; 私は、結果的に、昨日神様がEの心を頑なにして下さったことを後で感謝することになったのでした。

ロンドン市内からヒースローまでは地下鉄で45分くらいかかります。 私は2時間くらい前に早々と空港に着き、チェックインを済ませ、 順調に出発を待っていたのでした。まだ10:50までには充分に時間があるので、 日記を書いたり余裕でしたが、10:30頃になっていきなり、 「強風の為、便がキャンセルとなりましたので、ラッゲージをコレクトして下さい。」 というアナウンスがあり、私は今までこういう経験がなかったので少しとまどいましたが、 ヒースローはわかりにくい空港ですが助けてくれる人もいたりして、自分の荷物のピックアップは上手く出来ました。 Eに電話すると、「heidi、もし今日のフライトが全部キャンセルになったら、 エアラインに、空港近くの良いホテルを朝食付で無料で提供するように交渉しなさいよ。 グラスゴーで友達が待っているのにどうすんのよって。日本人は大人しいから甘くみられるから、 強く要求するのよ!」とアドバイスをしてくれました。 私は、「うん、わかった。やってみる。」と電話を切りました。 交渉するのはデンマーク人ボスの秘書をやっていた時に養われたので慣れているし、 自分のマンションだって200万値切ったんだから大丈夫と戦闘準備(?)に入っていたのでした。(笑)

ロンドンもグラスゴーも快晴で、フライトがキャンセルになるなどと夢にも思っていませんでしたが、 上空の気候やコンディションによってこのようなこともあるのだなぁとしみじみ思いました。 私は又降り出しに戻って、再びチェックイン手続きを取り、alternative flightをお願いしました。 取りあえずは12:35のフライトに変更出来ました。 しかしこれも、出発したのは13:20でした。私はヒースローに4時間半もいたわけなのですが、 不安になったり焦ることも全くなく、待たされてイライラするということもなく、 完全に心が守られて全てが主の御手の中にあることを実感していました。 成田から飛行機に乗る時に私の心に浮かんだ「主の御手が飛行機を包み込んでいる」イメージは、 ずっとついてまわり、電車に乗っていても何をやっていても、 「私は主の御手の中にあるから大丈夫」という確信と平安がありました。 こんなことは良くあることだよと言われそうですが、私は海外に7、8回は出ていますが、 今回の旅行のようにトラブルが何度も起きるのは初めてでした。

でも、神様は色々なことを通して、私を訓練し勉強させて下さっているのだなぁと、 素直にそう思い感謝し、喜んでいました。私の旅行も初心者から中級者にレベルアップしたような気持ちになったのでした。(笑) イエス様がEの心を頑なにして下さらなかったら、彼女はグラスゴー空港で、 何時間も私を延々と待たなければならなかったでしょう。


4/28/2002

*電車のトラブル

はちこさんと別れて、私は、タクシーに乗ってケンブリッジ駅に行きました。 あまり本数がないのにも拘らず、幸運なことに2分後には電車に乗ることが出来、 何の問題もなく一時間後にはキングズクロスに着きました。 私は、そのタイミングと言い、すべてのことについて神様の御介入があり、 導き守られていることを心の底から感謝し喜びで満たされていました。 はちこさんとの楽しい会話の余韻にひたりながら、私はキングズクロスから地下鉄のビクトリアラインに乗り、 5つ目くらいのVictoria Stationに向かいました。 ロンドンの地下鉄はかなり古く狭く窮屈な感じですが、ブリュッセルなどと比べると、 東京の地下鉄のように発達していて遥かに便利です。ロンドンの地下鉄も慣れて来たなと思いながら電車に乗っていましたが、 何かトラブルがあったようで、暫く留まったりのろのろと走ったりして一向に進みませんでした。 やっとひと駅目に着きましたが、他の人達と一緒に私も急遽そこで降り、別の路線に2回乗り換えて、 ホテルに着いたのはキングズクロス駅を出てから約50分後でした。(本来10分か15分で着くところです。)

Victoria駅には3本の路線が走っていたこともラッキーでした。1本しかなかったら大変だったことでしょう。 以前地下鉄がチューブ(ホームの天井が低くスペースがない。電車もチューブ型。)のように地下を走っているので、途中でとまったら、 閉所恐怖症でなくても、モグラ状態になると不安になったりするのだろうなと想像していました。 車内に閉じ込められた人達も、ひとりの若い女性はかなり癇癪を起こしていて危険でしたが(笑)、 他の人達はいたって冷静でした。恐らく、こういうことはしょっ中起るので、 別に誰も驚かないのでしょう。私は今回初めてそういう経験をしたわけですが、 本当だったらケンブリッジの楽しかったことや電車が2分後にすぐに来て満たされていた時だったので、 一見喜びに水を差されたかのような出来事ですが、イエス様の御手の中にある平安で私の心は完全に守られたのです。 ドイツの電車の遅延のこともあったので、別段驚くこと動揺することもなく、 何かが起っても、自分でも本当に不思議なくらい冷静に行動することが出来ました。 『うーむ、これで私もロンドンの地下鉄がfamiliarになってきたわ。(^_^)』 と喜んだくらいでした。(笑)