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Rejoice always,pray without ceasing,in everything give thanks;
for this is the will of God in Christ Jesus for you.

My Diary(Copenhagen)


5/11/2006

*Tivoli

これだけは見逃せないコペンハーゲンの遊園地「Tivoliチボリ公園」です。 1843年にオープンした歴史の或る公園で、4月中旬〜9月中旬すぎ位までオープンで、冬場は閉まっています。 入場料が75DKKに値上がりしていました。ミセスRの話では、子供の頃は学校の帰りに気軽に遊びに行けるところだったらしい。 でも今は商業主義的になってしまい、ディズニーランド化しつつあると嘆いていました。 今後ここをショッピングセンターのようにして中央駅とつなぎ、一年中オープンにするような計画があるとかで、かなり反対のようです。 敷地自体は狭いのでとてもディズニーランドとは程遠いですが、新しいものを取り入れすぎて本来の良さが損なわれているのかも知れません。

これはチボリ公園の正門です。

6年前に観たパントマイムが忘れられず、時間をチェックしてしっかり観て来ました。 この何故か中華風のパントマイム劇場は屋外にあります。お金を払えば着席して観ることが出来ますが、 せいぜい30分程度なので、立って観ている分には無料ですし、全く問題ありません。 この孔雀の羽が下りて孔雀が下に隠れるとステージが現れます。

このおどけたオバQみたいな顔のクラウンが、愛嬌があって面白く大好きです。 主役よりクラウンを追いかけて写真を撮ってしまいました。 クラウンはわかりませんが、他の人達は元王立バレエ団の人達だと聞いています。 軽やかで繊細な身のこなし、表現力が素晴らしいです。

この建物は夜になると豆電球が点きとても綺麗です。

子供の兵隊が通り過ぎました。

チボリ公園内から正門を見たところです。

パントマイム劇場横の奥を見ると、例の白塗りのオバQ顔のクラウンが、次のステージもあるので顔はそのままでしたが、 衣装ではなくて私服に着替えていて、ベンチでぐったりとしているのを見てしまいました。 ステージではテンションを高くして面白くしている分、相当疲れるのだろうなぁと思いました。 遠くを見つめてぼーっと放心状態のように見えました。 もちろん声はかけずにそこを去りました。どんなお仕事もみんな大変です。(^_^;;

*思いがけなく・・

これは中央駅の前の通りをずっと真っ直ぐ歩いて、チボリ公園を過ぎて、さらに先に行きH.C.アンデルセン通りに沿って建っている、 コペンハーゲン市庁舎です。1905年に出来たもので、中も重厚な感じです。 市庁舎の前の広場を過ぎるとストロイエの入り口に出ます。

ここ数年の旅行では、上手い具合にチップを払わないでトイレに入ることが殆どです。 どこにトイレがあるかわかっているからです。(笑) ストロイエを歩いていた時、ロイヤルコペンハーゲンのところに来たので、トイレを拝借することにしました。 トイレのついでにお店も見ました。(笑)フェイスタオルとバスタオルの安いのを見つけたのですが、 これは製造元が日本の会社で、箱入りの白いロイヤルコペンハーゲン(1枚400DKK位)のタオルと比べたら、 肌触りが全く異なるし、洗濯すると色落ちしそうなので、買うのを止めました。(^_^;;

店の外に出ると、通りにすごい人だかりが!キャーキャー騒いでいる人もいて、 もしや庶民派のプリンスがストロイエを散歩?とか思いきや、背伸びしてみるとクリントン元米大統領でした。 こんなところで会うなんて、引退してデンマークに何をしに来たのかな〜。 意外とデンマーク人もミーハーだなと思いながら、彼が歩くとついて行く人ごみに入り、 私よりもデジカメがしっかりクリントン氏を写しました。(笑) なるほど、こういう時に「手振れ防止」機能が有効だなぁと思いました。 クリントン氏は、テレビや写真で観るのと同じ顔で、人の良さそうな感じに見えました。


5/10/2006

*モーちゃん夫妻宅(2)

1週間前までは湖に氷がはっていたというのには驚きでしたが、今年は旅行中どこにいても良いお天気に恵まれました。 とてもラッキーな旅行となりました。 モーちゃんのボートで、6年ぶりに湖に出て行きました。この湖の周りには一軒家が程よく離れて建っていて、 それぞれの家にマイモーターボートがあります。本当に素敵なところです。 ミセスが、バスケットにビール+グラス、おつまみを入れて持ってきました。 ワインを持って来るのをうっかり忘れたらしく、「オーマイゴーッド!」と言っていました。 モーちゃん用のビールを3人で分けました。(笑) デンマーク語で乾杯は「スコール!」、その後に「カンパイ!」と言って、今年も又会えたことを喜びました。 昔と変わらず、二人はいつも元気で若々しいのですが、後数年で70歳になると聞き、 もうそんなに年月が経ったのだなぁとしみじみ思いました。 かねてから、私の結婚式には彼等を日本に呼びたいと思っていたので、いつまでも元気でいて欲しいと思っています。 プラハやウィーンがとても素敵だったことや、オペラが安くみられたとかの楽しい話や仕事で死ぬほど忙しいとか、 この一年の出来事も話しました。 ミセスに、「私は忙しすぎて平日は何も出来ません。家の中はmessyで、私はlazy personになってしまいました。」 と言うと、ミセスは「S.あなたはlazyなんかじゃないわ。忙しすぎるだけなのよ。」と言ってくれました。 ミセスは本当に優しい、私の味方なんだと心から思いました。彼女は私の理想の女性像です。 私もミセスのような暖かい人になりたいです。

家に戻って食事が始まりました。 料理の写真を撮っても良いか聞きました。(笑) 前菜とデザートは撮れたのですが、肝心のメインディッシュ(これは料理を取り分けるお皿です)が良く見えない・・。(^_^;; しかし彼等は、私が考えている以上に日本通なので驚いてしまいます。 ホテルの傍にあるレストラン東京のすきやきが美味しいと言っていました。 先頃亡くなった小津監督のDVDを日本人からプレゼントされ、1巻観て戦後の日本の様子を興味深く思い、 調べたらアマゾンで続きが2巻あることがわかり、それを取り寄せてまで観たのだという。 私は名前しか知らないのですが、彼等は私より日本のことが詳しいかも。(笑) しかし、ヨーロッパの中でもスカンジナビアはさらに日が長く、20:00過ぎでも太陽がまぶしいし、 22:00でも真っ暗にはなりません。 冬は日が短すぎて、旅行をしてもすぐ暗くなって、あちこち行けず6時間は損しているような気持になります。 私が毎年この時期にヨーロッパに行っているのは、一年のうちで一番美しい季節だからです。

名残惜しい気持はありましたが、明日早くミセスが病院に行く為、22:00過ぎには「さよなら、又来年。」 とバイバイし、モーちゃんの車でコペンハーゲン市内のホテルに向いました。 モーちゃんも英語を話すのがだんだん流暢ではなくなっている気がします。 私自身もそうですが、やはり毎日使わなくなると、確実に会話力は落ちます。 もうちょっとブラッシュアップして、もっともっといろんなことを話したいなぁと思いました。

*モーちゃん夫妻宅(1)

予定通り17:00にモーちゃんがピックアップに来ました。 車の色が変わったので聞いてみると、トヨタの車に買い換えたのだと言う。とても満足のようす。 いつもと違うルートで走っていたようで、新緑の美しいところを通り過ぎたり、 湖の横や可愛らしい家並みを通ったり、どれもこれも素敵でした。

車の中で、元同僚達の消息を聞かれ、知っている限りの情報を伝えましたが、 彼のお気に入りの営業本部長だったSさん(Jちゃん)は何年も音沙汰がないのがちょっと寂しそうでした。 私達の会社が、日本から撤退して随分経ちますが、子供みたいなJちゃんはヘッドハントされ、 北欧系の会社の社長になってしまいました。そういえば、Jちゃんが日経新聞に載った時は、 元同僚と大笑いでした。Jちゃんに影響されたのか、いつもの日経新聞とは何か違う書き方だったからです。 そう言えば、社長の椅子が立派で偉そうなので落ち着かないって言ってたのを思い出しました。(笑) 他の元同僚の3人は何度かの転職を経て、結局又皆一緒の会社に転職出来働いているらしい。 狭い業界なので、そういうこともあり得るかも知れません。 そんな話をしたら、モーちゃんはとても嬉しそうでした。 会社の事情とは言え、当時工場を閉鎖しその後日本から撤退することになり、 ひだまりのように楽しかった環境で働いていた私達がバラバラになってしまったことに、 まだ心を痛めているのかも知れません。同時私も何度も祈って神様に訴えたものです。 でも神様のその後の御計画は計り知れません。私がこうしてウェブ日記を書いていることなど、 全く想像もしていませんでした。

今回気がかりだったのはミセスRの体調のことでした。 4月中旬に手術をしたばかりだったので、普通の生活は出来ているけれど、 重いものを持ったり、時々疲れたりするらしいと聞き、やっぱりちょっと心配でした。 でも、モーちゃん宅に着くと、いつもと変わらず、細身で長身のミセスがにこやかに「ハイ、ハイ、(多分デンマーク語)。 S、元気だった?(^_^)」と迎えハグしてくれました。 その後、ミセスから病気のことや手術、今後の治療法など事細かに聞き驚きました。 でも、さすがに超ポジティブな女性。何かあったとしても、全てのことに覚悟は出来ているようでした。 私に出来ることは祈ることだけです。

確か5、6年前に、モーちゃん宅の写真を私のHPで見せて良いかと聞いて承諾を得ていたものの、 普通のカメラだったので、フォトCDに落とす機会を逃しているうちに、こんなに年月が経ってしまいました。(^_^;; やや小高いところに建っている家で、湖側から見たこちらが表だとしたら、玄関は裏の二階にあたるわけです。 一階は地下に降りて行くようですが、表から見るとこうなっています。 湖がすぐ傍にあって、色々な種類の鳥がやって来ます。2年前に白鳥が巣をつくり、 卵をあたためていました。今年は白鳥は来なかったようです。

この写真はダイニングルームのところのベランダです。 この写真には写っていませんが、石の灯篭が置いてあります。 玄関には『一期一会』と言う額がかけてあったり、アラビア語のコーランが書かれているポスターのようなものや、 ちょっとギョッとするのですが仏像の顔が壁にかけてあったり(^_^;;、 着物の帯がインテリアのように壁に真っ直ぐに掛けてあったり、 一体どこの国の人の家なんだろうと思えるような内容で、 面白いのですが今回は撮っていません。あまりデンマーク人の生活のサンプルにはならないですし。(笑) 写真の手前に置いてあるのは、小鳥のえさ台のようなものです。 何種類もの鳥が来るので、えさも何種類か用意していて、モーちゃんが毎朝えさをやっているようです。 奥にあるガラス張りの小屋?は「Conservatory」と呼ばれるものです。 日本語で何と言うのかわからないので英辞郎で調べたら「温室」「サンルーム」となっていました。 私はこのコンサーバトリーが好きなのですが、この中でモーちゃんにインドネシアの葉巻を吸われた日には・・・(T_T)(T_T)(T_T)。

2000/4-2002/11までの日記は、諸事情により、当面非公開とさせていただきます。