これまでの「今日のコラム」(2014年 4月分) |
4月1日(火) <息子の命日にはいつも桜が満開・・・>
息子の命日にはいつも桜が満開である。今日は命日には一日早い墓参り。10日前、先月のお彼岸の日に墓参りをしたときには風が冷たく(3/21コラム参照=ここ)桜の花の蕾も見えなかったのに今日は目映いばかりの花盛りだ。墓前には毎度の事ながら供花が何束も溢れている。一昨日の日曜日にでも息子の友人たちが来てくれたのだろうか。感謝! 今頃になって息子には何もしてやれなかったのにあの世からは随分と面倒を見てもらっていると妻と話し合うことがある。自分たちの力だけでは及びもつかないことを幸運に助けられることが何と多いことか。この時期に必ず思い起こす西行法師(1118~1190)の歌:「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月の頃」。西行法師は今の私とほぼ同じ年齢で”願った通りに”逝った。私もまた桜の花の下で春逝くことを願ってみようかと思ったりする・・。
2014904-01 @墓のある九品仏浄真寺(東京・世田谷区)にて