|
![]()
パリから南西へ約500キロ。
バスが立ち寄る高速のサービスエリア、ほとんど日本のサポーターで占められている。
たまに見かけるクロアチアのサポーターは昨日までと違い、話しかけられる雰囲気ではない。
安全運転のわたしたちのバスを次々と抜いていく他のツアーのバスたち、満載のサポーターが
窓ごしに手を振っていく。
昼前にはスタジアムに到着。
|
![]()
わたしたちのツアーは全員チケットが手配された。
(スウェーデンサッカー協会分のゴール裏、ウルトラス側)
ごく普通のフランス人、たまにクロアチアのレプリカを着たひとがチケットを見せて
道に立っている。その横には逆にチケットを求めるひとの姿も。値段が折り合わないのでしょうか。
わたしはなんとなく去年のフリエ、ファーストステージ最終節サンフレッチェ戦を思い出していた。
あの日もほとんど徹夜明け、陽射しの強い暑い午後だった。
試合前のシュート練習、城、中山のシュートが枠に行かない。
相馬、名波の動きが良さそう。ピッチ上はいったい何度あるのかわからない。
とにかく暑い。
いよいよ聞きなれたテーマの選手の入場、国歌斉唱に続いて、待って待って、待って、待っていた、
キックオフ!
|
|
|
![]()
なぜ。
なぜ勝てないの。
なぜ1点も取れないの・・・
なぜ?
シュケル、決勝点のひとつ前のクロスバーを叩いたシュートの後、
クロスバーにぶらさがり、バーを蹴ってくやしがっていた。
|
![]()
歩くのもつらい。
身体中から力が抜けていた。
わたしは明日、日本に帰ります。日本のゴールが見たかった・・・
|
|