Last Update: 1998.21th.Jun.

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6月20日、natsuko 、ナントに行く

曲線の美しいボージョワールスタジアム

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ナント、青く染まる

パリから南西へ約500キロ。

バスが立ち寄る高速のサービスエリア、ほとんど日本のサポーターで占められている。 たまに見かけるクロアチアのサポーターは昨日までと違い、話しかけられる雰囲気ではない。

安全運転のわたしたちのバスを次々と抜いていく他のツアーのバスたち、満載のサポーターが 窓ごしに手を振っていく。

昼前にはスタジアムに到着。
駐車場からスタジアムへ途切れることなく続く青い人波。 ここがフランスであることを忘れさせる。


両ゴール裏を埋めつくす日本のサポーター

わたしたちのツアーは全員チケットが手配された。 (スウェーデンサッカー協会分のゴール裏、ウルトラス側)
バスの中で始めて手にしたチケット、大切にホルダーにしまう。一生の宝物。

ごく普通のフランス人、たまにクロアチアのレプリカを着たひとがチケットを見せて 道に立っている。その横には逆にチケットを求めるひとの姿も。値段が折り合わないのでしょうか。
スタジアム周辺でのチケットの相場は1000から2500フランと幅広かったそうです。

わたしはなんとなく去年のフリエ、ファーストステージ最終節サンフレッチェ戦を思い出していた。 あの日もほとんど徹夜明け、陽射しの強い暑い午後だった。
曲線的なスタジアムの外形もちょっとビッグアーチを思わせる。

試合前のシュート練習、城、中山のシュートが枠に行かない。 相馬、名波の動きが良さそう。ピッチ上はいったい何度あるのかわからない。 とにかく暑い。

いよいよ聞きなれたテーマの選手の入場、国歌斉唱に続いて、待って待って、待って、待っていた、 キックオフ!

に〜ほんのゴールが見た〜い〜♪

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ついに14時30分、キックオフ!

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けして勝てない相手ではなかったのに

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クロアチア、先制点に発煙筒

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そこに世界の壁があるらしい

なぜ。

なぜ勝てないの。

なぜ1点も取れないの・・・

なぜ?

シュケル、決勝点のひとつ前のクロスバーを叩いたシュートの後、 クロスバーにぶらさがり、バーを蹴ってくやしがっていた。
勝ちたい気持ち、背負っているものに差があるのかもしれない。


日本のW杯はまだ終わっていない

歩くのもつらい。 身体中から力が抜けていた。

わたしは明日、日本に帰ります。日本のゴールが見たかった・・・

natsuko from Paris.
巡礼者のように黙々と流れる青い河

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