ラグビーを見るのは面白いけど、難しい。それが、感想だ。


●分かりにくい


というわけで、言い訳だ。どういう言い訳かというと、この「節穴観戦記」は、その名の通り「節穴」だということだ。私は目利きではないから、感想文は的確ではない。自信がない。僕が「面白かった」というと、「そりゃあレベルが低い試合だったんだろ」という人がいた。うーん。そうかも知れないと思う。スキルが高い試合なら、点の取り合いなんていうズボラな試合にはならないだろうからね。でも、いいんだよ。私が面白かったんだから。また、僕が「レベルが低かった」と書いている試合なのに、どっかのサイトに「いい試合だった」「レベルが高かった」なんて書いてあることも、しばしば。いいんだよ、俺がそう思うんだから。である。


・反則が、わからない


ラグビーを見ている人のうちで、どのぐらいの人がちゃんとルールを理解しているんだろうか? わたとゃ疑問だ。え、私? 10%も理解しておらんです。知ってる反則なんかも、それが「あ、反則だ」と分かるのはノックオンとスローフォワード。でも、これって反則っていっても軽い反則で、PGを狙えるほどの重い反則じゃないからな。えー、100回に1回ぐらい、オフサイドも分かるぞ。露骨なやつはね。でも、たいていのオフサイドは分からない。オーバー・ザ・トップは、えー、200回に1回ぐらい。オブストラクションは、1回も「あ、オブストラクションだ!」と分かったことがないです。他にもいろいろあるが、なかには、こういうのが見える人がいるらしい。私には信じられない。ボールの行方を追っていると、周囲のプレーヤーの動きなんて分からんですよ。まして、フルバックがそのとき何してるかなんてね。わからんわからん。

だから、レフェリーのことを尊敬する。だって、視野とすれば僕ら競技場の一段高いところから見ているのと違って、地面で選手と同じ視線で見ているわけだ。それで、つねにタテとヨコのライン、10mの距離、遠くのラインなんかを見ながらやってるのに、よく分かるな、と。めまぐるしく走っていて、東西南北分からなくなることって、ないんだろうか?



・サインプレーが、わからない





・どっちが優勢か、わからない





・いいプレー悪いプレーが、わからない





・選手が、わからない






1998.10.4

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