歴史の中のドラム


世界における西洋音楽(クラシック、ロック、ジャズ、ポップス等)以外の音楽(民族音楽)は、現在でも90%を越えると言われています。人類は古代からさまざまな楽器を作って神との交流・祭り・治療・祈祷等に利用してきました。その中でも重要な役割を果 たしてきたのがドラムその他のリズム楽器です。また、ドラムやリズム楽器を持たない文化・民族は非西洋音楽でもあまり多くありません。ドラムやリズム楽器ははっきりとしたパルス(拍子)を生み出します。そのパルスが「同調化(entrainment)」を引き起こすため、古代の人々はコミュニティーの一体感の強化・儀式におけるトランスの誘発等にこうした楽器を使ったと考えられています。古代の人々は、私たちの知らないテクノロジーを使っていたんですね。

 

リズマカルチャー


古来からの文化が日常生活に取り入れられることが少なくなり、コミュニティーの結びつきが弱まり、情報へのアクセス量 の増加によってアイデンティティーが薄れている先進国諸国では、「心とからだと社会の健康」を目指した新しい文化が生まれつつあります。それがドラム・サークルの父、ア−サ−・ハル氏が提唱する「リズマカルチャー(リズム+カルチャー)」で、そのコンセプトはさまざまな著名ミュージシャンやドラムファシリテーターに評価されています。最近のワールドミュージックの人気も、その方向性が感じられますね。こちらは「ミュージカルチャー(ミュージック+カルチャ−)」というべきものでしょうが・・・ ドラムサークルでは、新しいものを生み出すことによって人と人との絆を深め、みんなで楽しむ空間が作られます。人類は古くから、音楽やダンスを使って心や社会のバランスをとってきました。そういう「あたりまえのこと」を思い出す作業が、ドラムサークルなのかもしれません。

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