娘。に関する覚書
主にモーニング娘。に関する四方山話を掲載しています。
日付が入っていますが、日記ではありません。あんまり更新がとどこおっているとせっかく来てくれたひとに見放されそうなので、思いついたことを適当に書きなぐっていこうというコンテンツなのでごじゃいます。
『銀河急便』の続編は停滞しております。なかなか進まん。まだまだかなりしばらくかかりそうです。
かわりに、というか、そもそも遅れの一因を担っているのですが(^_^;)、まったく別のオリジナルキャラを使った漫画を作成中。
●2002年8月22日
・愛。物語
さて、今回も『モーニング娘。のへそ』であります。といっても、前々回の矢口に関するくだりより更に以前の、私が娘。に興味を持ち始めた当初の話。
前述のとおり、とりあえずメンバーの顔と名前でも覚えるために見始めたのがこの番組だったのでありました。
なにしろこの当時は『ハロー! モーニング』も『お願い! モーニング』も、そして『アイドルをさがせ!』の存在もまるで知りません。ましてモーニング娘。が『ASAYAN』出身のグループであることすら知りませんでした。というか『ASAYAN』という番組がどういう番組なのかということ自体知らなんだ。だからモーニング娘。が定期的に出ているとおぼしき番組はこの『モ娘。へそ』しか知らなかったわけなのであります。
知らぬからこそなのですが、これはけっこう適切な選択でもありました。このころのモーニング娘。は総勢8名。ぞろぞろいすぎて見分けがつかんわ! と思っていた当時の私にしてみれば、いきなり8人そろいぶみの番組を見ても覚えきれなかったものと思われるからであります。
で、見る前の憶測。どうせアイドル小娘使って安易に視聴率とろうって魂胆のお手軽な番組なのであろう。くだらねえドラマというか寸劇でも見せられたらちょっとつらいかもな。――だからあくまでも当時の意見です。メール爆弾とか送りつけないでくださいね。
で、見てみての感想。思ってたとおりじゃねえか。――ま、この時点では、興味をもったといっても、特にファンではなかったので。こんなもんです。
初回からこの番組を見ていたわけではないので、あくまで見始めた時点での話なのですが、そのころこの枠は月~水の三日間は『モーニング娘。の愛物語』、木金は中澤ゆう子をパーソナリティ(?)として先生役の料理人とハロープロジェクトからのゲストを迎えた料理教室ふうミニバラエティといった感じのコーナーを放送していました。
料理教室のほうはまあそれほどでもなかったのですが、『愛物語』という、転倒もののタイトルを冠したミニドラマはまさしく私が恐れていたとおりのお手軽ドラマだったわけであります。
ファンなら毎回楽しく見られたでありましょうが、当時の私は興味を持ちつつも猜疑心いっぱいの“反アイドル派”でありました。テレビの前にすわるのは私ひとりだけなのですが、それでも顔あからめテレ笑いをうかべつつ目をそむけたくなるような内容のドラマが展開していたわけなのです。
私が見始めてからしばらくもしないうちにこのドラマは打ち切り、番組自体が路線変更となったので、全体を観たかたにはまた違う見解もあるかもしれませんが、要約すると、おおむねこういった内容になると思います。
矢口、市井、保田扮する三人娘のウエイトレスが働くレストラン(喫茶店?)。騒動を起こす三人娘に、店長役の平家みちよが関西弁でお説教。三人娘は反省し成長して、今日も元気に働きます。
うげ。ふざけんな。
というのが私の偽らざる心境でありました。
だいたい私からすると、平家みちよ自体がどう見ても小娘です。役柄はあっていましたが、いずれにせよ偉そうなお説教など見せられても、おじさんうれしくもなんともありません。増して気恥ずかしくなるような画一的な道徳訓を説かれて一瞬にして改心する三人娘、という図式も背筋がうすら寒くなる内容でした。
冗談じゃねえなあ。とため息をつくよりほかになし。
といっても、もともとそんなようなもんだろうとは思っていましたから、まあ半ばせせら笑いつつ見ていたのであります。週の前半がそんな調子だったので、中澤主体の木金は清涼感すら感じておりました。
で、肝心の目的のほうはというと。
まず、保田圭ちゃんの顔は覚えました。というか、すでに顔だけは知っていました。
なぜ顔だけ覚えていたのかというと――プッチモニの三人のなかで、圭ちゃんだけが異質だったからです。
浮いていたというか。うう。こんなこというと、圭ちゃんファンも敵にまわしてしまいそうだが、私は圭ちゃんも好きです。ただカステラ踊りをしながら愛という言葉をきくと好きな男の子より家族の顔を思いうかべてしまう、きゃわいらすぃ少女を演じるには――彼女は少しばかり不適当なのでは、ということで――うう、ますます保田ファンの敵愾心をあおっているような気もするが。
ま、とにかくそういうわけだ。
矢口と市井の区別は、ドラマが終わるまでよくわかりませんでした。どっちが矢口でどっちが市井かとか。
でもま、中澤は覚えたし。あと平家も(^_^;)。
あと、後藤もドラマに出ていましたが、基本的に毎回違う役であったようです。時には失恋した女の子であったり、だらしないすわりかたをする中坊であったり。番組終盤には、母親との確執に悩む少女の役もやっていたりしましたね。
ということは、後藤の顔は覚えたのかというと――これがまた心許ない。
とりあえず一番新人が後藤真希でまだ中学生――というくらいの知識はありましたが。
モー娘。全員集合した状況だと、その後藤真紀と“ナッチ”(当時はまだ安倍なつみという名前を知らなかったわけですね)の区別がつかず、とりあえずパッと見いちばんかわいいのがこの二人、というくらいの認識しかできなかったのです。だから後藤単独でいると後藤だとわかるのだけど、8人そろうと見分けがつかない。といったところだったのです。
そういうわけで、いつまで経っても覚えられねえなあ、と思いつつも夕方6時5分前の小枠を見つづけているうちに番組がリニューアルとなり、娘。たちがゲームで楽しく争う姿をダイレクトに放映する形態へと変化したわけだったのでありました。