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2003年1月3日
その2
「女の子のいる母親は 弱い!!」
小春日和の12月の日曜日、友人たちと相模湖の石老山に登った。帰りはのんびりと相模湖を船で渡って、、、。
帰りのJRの中で、老婦人に話かけられた。 「あなた、もっと ちゃんと座っていいのよ。(幅がある 私が気兼ねして、シートに浅く腰掛けていたのを見兼ねて)どこに行ってきたの?そう、、山?今日はいいお天気で良かったわね。
私は友達と河口湖に行ってきたから、大月から乗ったのよ。」 くったくのない、朗らかなおばあちゃんであった。
「わたしは4人男の子ばかり、、友達もみんな 男の子ばかりでね。だから行くところ(子供の家庭?)がないので、よく友達と旅行するのよ。女の子がいる人(娘を持つ母親という意味らしい、)はだめね。子供に頼って
弱くなるのよ。女の子のいない母親というのは、嫁さんに弱いところを見せたくないから、、強くなる。いつまでも 元気よ。」
ああ やっぱり「嫁姑の確執」というのは 本当だ!! きっと このおばあちゃん お友達と「うちの嫁はね、、」とか、いっぱい友達と嫁の悪口をいって
楽しんできたんだ。そうに違いない。
「わたし 87歳です」と言って、大きなリュック背負って、吉祥寺で降りた。 背中はシャンとして真っ直ぐ、お顔もニコニコして穏やか。
こういう おばあちゃんになりたいな、私も。
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