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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2003年12月10日

その3 “いまどきの会社”の風景

 2003年で多く実施したプログラムが「セクハラ防止セミナー」でした。99年に男女雇用機会均等法が改正され、<事業主にセクハラについての配慮義務が課された>ことをきっかけに 経営者や管理者対象にこのプログラムを手がけてきました。ところがここにきて、経営に近い階層だけでなく一般社員層にきちんと意識付けをしたい、という目的でセミナーをやりたいという依頼が多くなりました。

 今年の夏、とある会社にうかがったときのことです。まず、受付の女性がノースリーブでケバイ茶髪、大きなブラブラのイヤリング、スターバックスのコーヒーを飲みながら応対したのにはびっくり。聞けば、この女性は某派遣会社の派遣社員ということでしたが、、、。誰も注意しないのかしら?本人は悪いと思っていないのかしら?、、、わたしは 軽い“めまい”を覚えました。


 職場は各フロアーごとにブルー、ピンク、グレーなど とってもきれいな色で壁紙や床・ デスクが統一されていて「まさに今どきの会社」だなあと実感しました。デスクも各人がブースのような一角をもち、ところどころに打ち合わせスペースがあるというゆったりしたレイアウトでした。

 セミナーには 大変熱心に参加してくれ、質問や発言も活発でざっくばらんな中にも一人一人がプロとして仕事をしていることが伝わってきました。印象的だったのは<セミナー参加は あくまで本人の自由意志。事前通達をしていますが、当日再度 全社員へメールで案内します。したがって 当日まで本当の参加者数は不明>と人事担当者からいわれたこと。

 さらにもう1つ驚きがありました。会場に行ってみたら受講メンバーに外国人の女性が1人いました。「さて、この方は日本語がわかるのかしら?」と思っていた矢先「同時通訳がつきますので、心もちゆっくり話していただけますか」という申し出がありました。「ええー そんなこと聞いていませんよー」と私は心の中で叫びましたが、、。スタートして10分間は自分の言葉がどう英訳されているのかしら?というアンテナがはって 落ち着きません。もちろん、こんなことを気にしていては本来のセミナーが運営できません。10分後には“本来の私”に戻って講演を終えることができました。

これらも また新しい“企業風土の風”かなあと納得。こういう変化に 驚いていてはいけませんね。

   


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