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2004年7月24日
その2 “真珠の耳飾りの少女”
オランダの画家フュルメールの絵「真珠の耳飾りの少女」をご存知ですか?
青と黄色のスカーフで髪を覆い、ちょっと横向きにこちらを見ている少女の絵です。
今日、ふと時間があいたので 夜のコンサートの前に池袋の小さな映画館で映画「真珠の耳飾りの少女」見てきました。お勧めです。
わたしはアムステルダムという街が好きで今までに何度か訪れているのですが、17世紀はこんな風だったかもしれないという映像でした。運河が家の軒下まで通っていたり、郊外の自然の風景も風景画そのものでした。何よりも画家の家の中の光を抑えた描写も 中世から近世へと転換しつつある時代の空気を感じさせてくれました。
映画は画家とそのモデルになった少女の物語です。すこしもドラマチックなストーリーはないのですが、人間の 男と女の濃密な感情が凝縮している。しかも その少女の絵が現存しているわけですから、、、事実はどうであれ こういう真実があったのかもしれない!!と感じさせてくれる映画でした。
今度 「真珠の耳飾りの少女」の絵どこかでを見ることができたら、またこれまでの感覚とは違う何かを見ることができるでしょう。
そういえば 本当に久しぶりの映画でした。その後 コンサートでの曲目がムソログスキーの「展覧会の絵」だったのも 何かの縁。さらに 読響のプログラムの表紙がこのフュルメールの絵!だったのも 偶然とはいえ 不思議な感動を覚えた 春の夜でした。 (04-04-23 記)
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