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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2005年5月7日

 学校は生き残れるか?
  ―新しい仕事の動き―


 このところ、大学専門学校など学校職員対象の研修が多い。「学校職員として、このままでいいのか」という自問自答がそろそろ始まってきたということだ。その背景には、少子化に伴いまさに「学校が選ばれる時代になってきた」のである。
もちろん、トップは 常にこれを考え施策をうってきたが、ようやく「このままでは危ない」という危機感が職員や先生にも浸透し始めてきた。


 先日 某専門学校に行き、トップから非常に明快な話を伺うことができた。
「うちでは 各教科については学校外の専門の先生方にお願いしているが、それ以上に職員ひとりひとりが 学校経営に意識をもってもらいたいと思っている。具体的にはクラス担任という担当者がいて、きめ細かい学生の指導を心がけている。そして、このクラス担任とは、入学した学生の面倒をみるだけが仕事ではなく、高校生などに対しての広報活動 はやく言えば営業活動もできる人を採用している。東京周辺の高校や予備校へ行って、本学校のPR、関心をもってもらうためのイベントの主催なども担当してもらう」とのこと。


       

 そのために、生徒・学生・保護者との接し方がキチンとできないとそれだけで 学校のイメージダウンになる。わたしはこの職員対象にセクハラ防止について、コミュニケーションのとり方についてセミナーを行った。男性も女性もいた。多くは30代の若い男性である。この学校の専門からいって、圧倒的に若い女性の応募者が多いとのこと、戦略として カッコいい男性の登用はすごいと思った。そして、だからこそこういう職員をキチンと育成していくことの重要性を認識し、教育に力をいれているトップの姿勢は評価したいと思う。


 新学期が始まった。わたしが授業を担当している大学でも、また新しい学生との出会いがある。しかし、見渡してみるとまだまだ旧態然とした教職員がたくさんいるのに愕然とする。学生に対する言葉使い、話を聴く姿勢、注意のしかた、教師としての授業への取り組み、職業人としての時間管理など 自らの自己変革なしに学生への影響力は与えられないのではないか。

     


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