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2005年8月14日
2.自立とは 何でしょう!?
新入社員研修や学生に<自立>を説明するとき、次のように話している。
自立には3つある。ます 経済的な自立、そして精神的自立、最後の生活の自立。具体的には「洗濯ができるか? ご飯をたけるか? 家の鍵や印鑑の場所を知っているか?一人で起きられるか?」ですよ、と。
ところが 最近もっと原則的なこと、<自分の意見をきちんとその場で述べる>ことも 自立の内容かなと実感する場面に遭遇した。これは、精神的自立にあたるかなあ?
過日、ジャズダンスの稽古場で先生が少し緊張した顔でこう言った。「今年は発表会はやらないが、一人一人が練習に積極的に取り組んで メンバーを増やすことも意識してほしい」と。わたしはまだこの稽古場では新米なので、他の先輩メンバーがどう反応するのかなあと、固唾をのんで見守っていた。
が、誰も何も言わない。反応しない。もちろんかなり厳しい内容(メンバーは 毎年発表会参加を目標にしてきたから)で、どう答えたらいいのか戸惑いがあったのだろう。沈黙の後、私は黙っていられなくて、口を開いた。
「あのー、私は入ったばかりで僭越ではありますが、先生の発言に対して返事をする、コメントするというのは 最低限のマナーだと思います。先生が決心して おっしゃったことですから、それに対してのみなさんのご意見もわたしとしては 是非聴かせていただきたいのですが、、」
その後 徐々にみなさんが自分の言葉で意見を言ったのだが。
会議やミーテングで誰かが言ったことに対して意見を述べること。当たり前のことが当たり前でないのだ、、という現象を目の前にして わたしは 軽いショックを受けた。メンバーは みんな、ジャズダンスが好きで長く続けている。ユーモアのセンスもあって楽しい人ばかりだ。仕事や一家の主婦としてのキャリアもある40−50代の女性たちだ。それなのに、こういう場で意見を言わないのはなぜ?慣れていないからか? それにしても、、、。
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