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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2005年8月14日

3.忘れ得ぬ言葉、忘れられない上司


これまでの職業生活であなたには忘れられない上司がいますか?わたしには幸せなことに次の2人がいます。そしてお二人から言われた言葉は単に仕事だけでなく、人生を生きる上でも大きな指針になりました。


<その1 M・Uさん 女性上司>
― わたしがこの人の部下であったのは20代後半から30代後半まで

「箸にも棒にもかからない人を、、採用しなさい」

・この言葉は 採用担当をしているときに言われた。つまり、ありきたりの人よりこれから伸びる原石を見つけろということだったのだろう。

「富士山への登り口は1つじゃない!!」

・これは 同僚女性の仕事のやり方について私が批判したとき、言われた。「仕事のやり方は多様なのだ。悔しかったら、あなたのやり方で早く結果を出せ」と激励してくれた言葉と理解した。

「出過ぎか出過ぎじゃないかは、私が決める」

・ 「あなたは 報告が足りないから」と上司に言われて、つい「こんなことまで 報告して出すぎじゃないかと、、と思いまして、、」と弁明したとき どなられた。まさに「ごもっとも」と思った。


<その2 S・Tさん 男性 コンサルタント業の師匠>

― 独立してから 現在までの 仕事の師匠

「サルと猿回しー 猿回しがいなければ、サルは踊れない」

・ 講師業と研修会社の営業マンは いわば サルと猿回しのようなもの、画家と画商のごとくね。いくら いい芸をもっていても、いい絵を書いても 太鼓をたたいてくれる人、絵を売ってくれる人がいないと踊れないし ただの日の目をみない画家に過ぎない。あなたを売り出してくれる優秀な猿回しを見つけない、というアドバイスだった。

「研修とは 健康な人の美容体操みたいなもの」

・企業内研修ができるのは 大企業、それも今にもつぶれそうな企業はやらないし、できない。つまり、健康な人の美容体操のようなもの。研修講師という仕事を卑下もせず、かといって過大評価もせず 取り組みなさい、という意味だった。

「あなたの力はリピートがあったとき、私は はじめて評価する」

・ この師匠はものすごい博識で話題は文学からお芝居まで豊富、お会いすると会話が弾む私の大好きなメンターである。が しかし、大変仕事には厳しかった。上記の言葉はもっとも印象的だった。「研修後の参加者のアンケートが良かった、と有頂天になってはいけないよ。真の評価はクライアントから リピートがくるかどうかだ、それでわたしはその人を評価する」と、はっきり言われた。ふわふわしている気持ちに、ピシャっと 冷水をかけられた思いがした。





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