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2006年5月1日
1.「人間関係は難しい!」と言うけれどー
新学期が始まりました。今年は“花冷え”のせいか、結構 桜も長く咲いて、ずいぶん たっぷり お花見を楽しみことができました。
大学の授業、企業の新人研修など “旬の若者”との出会いは 毎年のこととはいえ、心弾みます。
その若者と話していて、ひとつ気になったこと。「人間関係は難しいよね」というありふれた言葉が、まるで呪縛のようにとりついていることです。
おそらく、かっての私もそうだったし、現在も確かに、、と思っては、います。
でも「人間関係は難しいよね」というフレーズ(ありふれた、手垢のついた言葉)で、もうそこから先は「しかたがない」と あきらめてしまっているような態度はどうも、好きになれません。
わたしは「確かに、人間関係は難しいといわれていますが、それで片付けないで。よりよい人間関係をつくるには、コミュニケーション能力を磨くこと。そうすれば、一言では片付けられない、さまざまな関係・広がりがつくれますよ」と話しています。
学生の質問表には「人前で話すことが苦手、自分の言いたいことがうまく表現できない」というもものが圧倒的に多い。その中にあって「わたしは 人の話を聴くのが苦手、相手の言っていることをキャッチできないので、トンチンカンな受け答えをしてしまいます」というのが ありました。
わたしは この学生の自己理解を評価します。そう、本当は話すより 聴くことのほうが数倍難しいですね。話すことも、つい相手が求めていることではなく、自分の言いたいことだけを話す人がいますね。これでは、単なる“一人よがり”といっていいでしょう。
コミュニケーションは奥が深いです。ますます、これからコミュニケーション能力(話すこと、聴くこと)が重要になってくるなあ、と実感しています。
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