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2006年7月1日
2.長い長い1日の物語
−羽田から三沢へ、またまた羽田、そして東京から仙台へー
2006年6月26日は本当に長い1日だった。そして、素敵な体験をしました。
以下はその日のドキュメントです。
午後3時、大学の授業を終えて、その足で羽田に向かった。今回はフライトまですこし時間があったので<ゴールドカードの待合ラウンジ>でのんびり小1時間を過ごす。最近この場所を発見して、飛行機を見ながらワインを1杯飲むのが密かな楽しみ。おつまみのチーズが美味しい。おつまみ付でなんとたったの400円。とってもお得。このときはまだ「長い1日になる」とは夢にも思わず、のんびりグラスを傾けた。
三沢行きの飛行機に乗り込む。結構 早いチェックインだったのだが、「通路側しかあいていません」ということ。わたしの隣、窓側2席には最後の乗客が駆け込んで座った。60歳前後の素敵なご夫婦、「沖縄の仕事の帰りです、わたしはついてきただけ」とおしゃれな奥さんは気さくに話しかけてきた。ちょっと失礼!と途中何度かおふたりが代わる代わる洗面にいくために席をたったので、わたしは気軽に自分もたちあげって席をあけた。
わたしは 友人からもらった小説「かもめ食堂」を読みふけっていた。
三沢上空にきたとき「霧のため、着陸でききません。羽田にこれから引き返します」とアナウンス。機内の空気は案外平静。「もう。じたばたしてもしょうがない」という空気。
羽田についたのが20:15頃。モノレールで浜松町まで出て、東京駅へ。結局、仙台行きの新幹線最終しかない。これで仙台まで行って泊まり、27日の朝一番の「はやて」で八戸に入れば、9:30からのセミナーには間に合う。
東京駅の新幹線切符売り場で、なんとさっき飛行機の隣にいたご夫婦と再会。もちろん、会って不思議はないのだが。わたしと同様、新幹線で仙台まで行き、翌日八戸へ帰るという地元の人だった。おりしも仙台の常宿に「ツイン1つ頼む」と電話をかけていた。思わず、わたしは「シングル、ご一緒にお願いできますか」と叫んでいた。
仙台まで行って泊まれば、明日の仕事には問題ない。仙台にはたくさんホテルもあるから何とかなるだろう、という思いはあった。ただ、仙台着23:46では、、またまたその時間からホテルをあたるのは、心底しんどかった。
奥さんが「決して変なホテルではないから、大丈夫ですよ」とわたしに耳打ちした。
仙台に着き、ご一緒にタクシーでホテルまで。さすが常宿というだけあって、ホテルマンも打ち解けた様子。わたしには広々としたダブルベッドの部屋が用意されていて、倒れこむように眠った。ふと目が覚めると、モーニングコール・5分前の4:55、やっぱり仕事の緊張感があるのだろう。すばやく、したくをしてチェックアウトのため、フロントへ。
時刻は早朝6:00のこと。
「平井さまから 一切、いただかないように。請求はご一緒にといわれています」とフロントで言われた。
ここで フロントマンと押し問答していても始まらない。わたしは「ご好意に甘えさせていただきます」とメモを残して、仙台駅へ急いだ。
東京駅でお互いの名刺を交換していた。この人は八戸の大きな製麺会社の社長Sさん。
私はとっても暖かいものを胸に感じて、八戸へ向かった。わたしも、いつかこういう“粋な行為”がさりげなくできる、大人になりたい!!なあ。
PS なんと! 私がお礼状を出す前に Sさんから「日本一 美味しい ラーメン」が 段ボール箱 一杯、届きました。本当に美味。「熊さん」ラーメンです。青森県では 超優良企業ということです。
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