トップページのバックナンバー mailはこちらまで yukikoh@gol.com Copyright (C) 2006 Hirai Yukiko. All Rights Reserved. 200年1月1日 ４　素敵な人は美しい言葉使いをする、 　　　　　美しい言葉使いをするから素敵なのか！？ 友達に「――年ぶりで　ナンパされた」と言ったら すかさず「どこで？」「どんな相手から？」と 質問攻めになった 日曜日の午後のこと 地下鉄のホームで、すれ違った男性から声をかけられた 正確には、すれ違った男性が引き返してきたらしい 「あのー　突然　声をかけて不信に思われると思いますが、今　あなたとすれ違って　また　引き返してきてしまいました、、、、」まっすぐわたしの目を見て、言った。 わたしは「？？？」という顔していた、と思う。 「ショートの髪型と服装がとても似合っていて素敵なので、１枚写真を撮らせていただけませんか。僕は休みの日に街をぶらぶら歩いて気に入ったものを見つけて写真をとっているんです」 「はい、いいですよ。ただし　次の電車が来るまでの間にね。悪用しないならーー」 あまりにあっさりＯＫしたので、その人のほうがビックリしたようだ。 「ええ、ホントですか！？ありがとうございます。もちろん、悪用なんてしません。 なんだか　おかげで今日はいい日曜日になりそうです」 ２枚写真を撮ってもらって、すぐその場で　さようなら たぶん　年齢は４０歳前後の　お宅っぽい男性。 ただ、どうして気安くＯＫしたかというと、、、 その言葉使いがとても“まとも”だったから。 【写真：実はこの姿のとき、地下鉄のホームでナンパ！？されました】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 上の２枚の写真は　新宿御苑にて・友人　浅野さん撮影 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 珍しく、日帰りバス旅行に友達と参加。 ２２名　全員女性、それも　またまたわたしが一番若そう！？ ランチは　たっぷり２Ｈ、三島・ビッフェ美術館のそばの　 おしゃれな＜イタリアン・レストラン＞で ４人のテーブルに私と友達のほかに、もう１組の女性の２人ずれが座った 　「どちらから？」という話をきっかけに「よく　バスツアーに参加されるのですか？」など　当たり障りのないおしゃべりをしながら　ランチのひとときを過ごした お二人とも年齢は７０歳代、白髪のやさしい表情で、幸せな奥さま、、と思った 実はお互い　過去のバスツアーに「ひとり参加」していて、親しくなったという 「月に１度　日程を合わせて参加するのが、楽しみなのですよ」と言う 　２時間ご一緒していても、全く疲れないし、一緒にいて違和感を感じさせない まず、お二人ともとても言葉使いが綺麗だということ 「わたくし」という一人称で、自分を語る そして　二人ともつれあいを亡くされて、今は一人暮らし ご自分のことはさりげなく話すが、こちら対してずけずけと踏み込んだ質問をしない 「ああ、こういう年齢のとりかたをしたいなあ」と思った 「そうですか。まだあなたがたは現役ですか、いいですね。溌剌としていて羨ましいですね」 ごく自然にこんなほめ言葉を言われて、とても嬉しかった そして“お手本になる大人の女性”と出会って、わたしも勇気づけられた思いがした 三島のバンジー美術館の絵はがきより << メニューへ戻る