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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2007年3月5日

4 全ての仕事のプロは優れたカウンセラーだ!!


 相手のニーズをつかんで、その相手に役立つものを提供すること。
これは仕事、特にセールスの仕事の基本であるとこれまでの研修の中で私は話してきた。

 しかし、セールスという範囲だけでなく全ての仕事の基本だなあ、と最近実感した。
そして、プロとは「上手に相手からニーズを引き出せる人」または「相手も気づいていない潜在的なニーズをキャッチできる人」ということも。
こう私が実感した体験を書きました。

 実は昨年の夏ぐらいから、、気になっていた右ひざの痛みがどうにも我慢できなくなった。整形外科へ行き「抜本的な治療はない、筋トレをやってください」といわれた。周辺の人にきくと「私もー」「実は私もー」という人が多い、実にポピラーな症状らしい。


 わたしの様子をみて知人のAさんがある治療院を紹介してくれた。「こういうものは相性がありますから、でも一度行ってみたら」と言われて、片道1Hのとある治療院に行った。住宅街の度真ん中にある古い日本家屋。全く普通の家のたたずまいで、通された居間には、懐かしいコタツがあった。

 まず、座わると先生がお茶をいれてくれる。そして、45分の治療が終わった後も、またお茶を一杯いただく。

 この先生にお願いしてみよう!!と決めたのは、3回目くらいから。痛みの状況など実によく尋ねる。そして「あーあ、前よりよくなったねえ! これは必ず直りますよ。痛みがとれれば、運動もできるし、そうすればすぐ筋力は回復しますからね」と励ましてくれる。

 「なんだか、少しずついい方向にむかっていっているのでとても嬉しいです」と私が言うと明るい笑顔と「僕も嬉しいよ」と返事が返ってくる。

 「体は全て繋がっている。あなたの膝の痛みは<ちょっと疲れた、休みたいという体の悲鳴>ですよ。西洋医学は立派な病名だけはつけるけど、どうしたらいいかという点では 医者も勉強不足だねえ」と。

 たとえば 美容院でも、こちらの気持ち・希望をキャッチして 気に入った髪形にしてもらえるには かなりの時間・回数がかかりますよね。相手の気持ちを受け止める、まさに本物の仕事のプロは優れたカウンセラーである。





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