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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2007年11月1日

1.<継続は力なり>ポジティブアクションの取り組み

 歴史は逆戻りしない、たとえ それが遅い歩みであっても。
「女性のやる気は身近な管理職しだい」というテーマで、私はコンサルタントとして独立した頃、雑誌に書いたことがあった。今から20年以上も前のこと。それからすぐに男女雇用均等法が施行された。そして 1999年の改正のときに初めて<ポジティブアクション>すなわち、まだまだ依然として職場に残っている女性への差別的な慣習を取り除こうという内容が明文化された。

端的に言えば、女性の多い職場、流通業や外資系そして ベンチャー企業ではかなり男女の差がなくなってきている。が しかし、いわゆる日本の大企業それもメーカーや金融など保守的な業界ではまだまだ「女性の活躍の場が限定されている」ところも多い。

それはなぜか?
さまざまな要因があるのだが、わたしは「女性には無理、任せられない」と仕事をさせない男性と「どうせやっても無駄、ほどほどでラクをしたい」女性の存在があるから、と考えている。いってみれば、厳しい言い方をするとどっちもどっちなのである。


では これを改善するにはどうすべきか?
まずは 「男女を問わず人材は大切な経営資源である」というトップの意識が大切。次に 有効活用されていない女性の活用については、身近な管理職の存在、特に常日頃、部下の女性に対してどういうコミュニケーションをとっているかが決め手となる。
同時に肝心の女性自身の意識改革も、もちろん必要である。

ある管理職からセミナー場面で 質問がでた。
「――  本日は 大変参考になりました。でも 正直言って、部下の女性に対してあんまり期待をしてきませんでした。具体的にどう、明日から接したらいいですか?」
「いい 質問です。率直なお気持ち、よくわかります。では こうおっしゃったらいかがですか。決めセリフをいいますね。― 会社も変った。今までのように言われたことだけやっていては取り残される時代になったんだ。だから 私も変わるから、あなたも今日から変わってください―と」
そのセミナーに参加していた多くの管理者がわたしのこのフレーズをメモしていた。

変革は容易ではない。変化を恐れる気持ちが多くの人にあるからだ。しかし、歴史は逆戻りしない、たとえそれが遅い歩みであっても。







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