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2008年1月1日
1.ポジティブアクションー現場の女性を見れば わかる!?
企業はもちろんのこと、最近では自治体でも<女性の活用>すなわちポジティブアクションの推進に力を入れている。
先日、とある自治体の管理職に対して<女性の活用>について講演を行ってきた。
講演の前に窓口の女性担当者とその上司、そしてさらにその上司の上司と打ち合わせというか、お茶を飲む機会があった。一番エライ上司いわく「わたしは 実は何も細かいことは知りません。全部担当のーーさんが やってくれていますから」とあっけらかんとおしゃった。「文字通り、女性の活用を実践しているのですね。今の言葉で実態がわかりました。なぜなら、多くの企業・自治体に伺っていますが、担当の方がお茶を出してくれるだけで、ロクニ私と話をしないところもありますから。こちらではきちんと上司を並んで座って、講演の主旨や希望をクリアに話してくれました。こういう場面で、いろいろなことがわかりますね。」と私は応答した。
組織である以上、わたしのような外部の人間が講演に伺うとき、たいていはトップの方々が「本日はどうもー」と挨拶される。それは当然なことではあるが、その後上司がいる前でも、きちんとわたしに対して打ち合わせができるか、話ができるかはいわば<女性活用>の推進度合いのバロメーターともいえる。
お茶だけ出して、上司の前で大人しくちんまり座っているだけの女性もかなり多いのだ。あるいは、私と上司が話をしている場面をみて<引っ込んでしまう>担当者もいる。
だから、この上司のように「具体的なことは ――さんと 十分打ち合わせてください」とはっきり言う上司のほうが稀である。
担当の女性職員も“できる人”なのだろう。そしてそういう部下を信頼して任せている上司もまた“できる上司”に違いない。
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