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2008年5月1日
2.“老い”ということ ―キャリアのある中高年対象の研修場面から
「話す内容が現在と未来のことより、過去のことが多くなる、これは老いの始まりです」
と 年下のボーイフレンドから聞いた言葉。その通りと実感しています。
ずいぶん前ですが、高校のクラス会に出て10年1日のごとく、高校時代の思い出話を何度も繰り返すので、うんざりして以後参加を止めてしまいました。
過日、ある企業の研修で50代の男性が「もう、(会社勤めも)長くないから、今更ね、、、」と発言していました。思わず「みなさん、まだ私より若いのですよ。“今更”というのは老いの始まり、“逃げ”ではないでしょうか。会社で働く期間はわずかでも、人生はまだまだこれから、“今更”という姿勢は止めましょう」と声高に叫んでしまいました。「今更やってもね、、」という停滞した姿勢の同僚と働く若者、後輩の気持ちについては思いが至らないのでしょうか。
キャリアを積むにしたがって、同じ50代でも人によって、その“たたずまい”に差が出ますね。サラリーマンともなれば、全ての人が高い役職につくわけでもありません。
特に男性は、やはり組織のポジションによって自分の価値が左右されると考える人が多いのでしょうか。
わたし自身が30−40代の頃、年上の方々をどう見ていたか?ふと考えます。活き活きしていた先輩もいたし、ああはなりたくないという先輩もいました。
後輩から見て年下の人から見て、「現在の私」は果たしてどう映っているのか? 年齢には抗えませんが、せめて“楽しそうに仕事をしている存在でありたい”と、自分に言い聞かせています。
写真:高尾山のつつじと大輪の椿。4/19撮影 |
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