2009年1月1日
1.組織風土と個人
人材育成という仕事に携わったばかりの頃、依頼されて短い文章を書いた。
その中で
新人の頃は総じて、男性より女性が元気である。しかし、数年いや1年後の新人フォローで再会すると、「青菜に塩」のように、女性の勢いがなくなる傾向があり、これはどうしたことか?− 組織という壁、企業という男社会に入って意気消沈してしまうようだ。 |
と書いた。
この思いは実は今も変らない。が、だからといって「どうせーやっても無駄」と力を出し惜しみする女性にも正直言ってがっかりしている。もちろん、男と女という対立が問題であるーと短絡的に思ってはいない。男女を問わず、その組織の中で“自分のできること”を確実にやっている人もたくさんいる。問題を“会社や組織のせい”だけにしない人が私は好きだし、応援していきたい。
それにしても、やっぱり大きい組織であればあるほど、組織風土・慣習の個人に与える影響は大きい。特に同じところに長くいればいるほど、、その組織の規範にどっぷり浸かって、新しい発想・行動を起すエネルギーさえ奪われてしまうこともある。
そして、同じように上手くいかないことを“世の中や社会のせい”にしてしまう人間がなんと多いことか!!
この頃、頭の中が「組織と個人」がいったりきたり・・・・結論は“やっぱり、自分の頭で考え、心に問いかけて行動していこう”なのだが。
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