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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2009年3月1日

4.あなたの職業は?と訊かれたらー

 学校を卒業して会社に勤務していた頃は、こういう質問はされない。
せいぜい「どこにお勤めしているの?」とか「どういう部門で働いているの?」でお終い。

 メーカーから転職して当時のベンチャー企業であった研修ビジネスの会社に入社したとき上司から言われた。「あなたの仕事は単なるインストラクターではないのよ、コンサルタントですと言えるような仕事をしなさい」と。つまり、単純に知識やスキルを提供するだけではなく、クライアントのニーズを掴み、時には掘り起こしそれに役立つプログラムを構築し提案し実施できるようになれ、ということだったのだ。

 そう言われて、すでに30年の月日が流れている。今も心に残っている貴重な言葉である。

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 そして今、あなたの職業は?と訊かれたら、躊躇なく「大学の教員をしています」と言えるようになった。こちらもすでにキャリア数年になったから。「でも本業は企業の人材育成のお手伝いです」という言葉は、相手によって、つまりTPOによって言ったり、言わなかったり。

 大学で講師をやるようになった頃、よくあったやりとり。
「何をしているのですか?」−「教員です」  「小学校?」−「いいえ」
「中学校?」−「いいえ」  「高校?」−「いいえ」
このあたりになると、訊く相手の顔つき・言葉使いが変わってくる。
「もしかして、、大学 ですか?」 「ええ、まあ」
こちらはもったいつけているわけでもないのに、、、結果としてヘンな空気が流れる。
それならいっそ、と最近は「大学の教員です」と スパッと言ってしまう。

 それにしても、、、。
 相手に職業を尋ねる前に、自分のことをまず紹介すべきではないか。まだまだ、わたしも人間ができていないので、、時々あるこういう無礼なやりとりにムカつくのである。そして、職業を聞いた途端「先生」「先生」と会話の中で呼ばれるのも、嫌だなあ。誰でも彼でも男性が「社長」と呼ばれるように、なんだか落ち着かなくなる。

 今度から「職業は人間デス」というのは どうかしら!?
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ーこの人形館の人形は単に可愛いとかキレイというだけではありません。  なんとも人間臭いしぐさや表情を捉えていて、見る人をクスリっとさせるユーモアさえ感じられますー





 



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