2009年9月1日
1.短い09年の春から夏だった
仕事仲間と会話して「本当に今年の前半は短かった」とお互いが口にした。それはなぜだろう? わたしは自分の個人的な感覚か(たとえば、、トシのせいとか)と思っていたら、それだけでもなさそうだ。
<百年に一度の大不況>という言葉が年初から登場してなんとなく落ち着かないし、こんな言葉に踊らされないぞという気持ちも強く働いていた。
大学というフィールドで考えてみると、経済的な理由から退学する学生が増えている。もっと現実的にはアジアからの留学生のアルバイト(主としてサービス業)が、減らされている。日本語がまだ十分でない、自分の都合を優先するなどの理由で、アルバイトを更新してもらえないという、厳しい面があるようだ。「なんとかなるだろう」という楽天的な人、「いつ、バイトがなくなるか不安」という人、学生もさまざまである。そしてこの秋から3年生にとって、いよいよ就(職)活(動)が始まる。
一般企業ではどうか?私が20年人材育成のお手伝いしている企業は今年(09年4月)入社の採用を多く採りすぎた(予想以上に内定辞退者が少なかった)ので、来年(2010年4月入社)は採用ストップということだ。10年お手伝いしている企業は<自治体・官から民への業務移管>へ向けて、今その業務受託に向けて必死にがんばっている。業界の中でどのように質の差別化をはかり、生き残っていくかー どの企業も懸命である。
忙しいけれど、利益にならない忙しさです。残業はご法度、18時を過ぎると、廊下は真っ暗になってしまいますよ。− 久しぶりに会った後輩のビジネスウーマンから、なまなましい現場の様子を聞かせてもらった。そして、私自身は09年の後半をどう生きていくかーと 自分に問いかけている。
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