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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2009年9月1日

2.十和田市現代美術館への旅

   〜スタンディング・ウーマンと夜のライトアップ〜

 しばらく前からその場所が気になっていた。7月の初め1泊2日で、思い立って出かけた。東北新幹線で八戸まで、そこからJRを乗り継いで三沢まで。またさらにローカル線に乗って目的の駅は十和田市駅。自宅からおよそ5時間かけて、ようやく美術館へたどり着いたのが午後2時を回っていた。ゆっくり常設展をみても1時間程度、企画展は「明日にしよう」と、カフェでワインとアイスクリームで一息ついた。


十和田市現代美術館・会館告知ポスターより

 最初の展示<スタンディング・ウーマン>は期待以上の圧倒的な存在感で、私を見下ろしてくれた。まさに本物の3倍くらいの大きなおばさんが立っている。おそらくロシア系と思われる顔、スタイル。
そして、<境界>をテーマにした 真っ白い部屋の展示も素晴らしかった。この展示については、口外しない、それは現地に行ってそれぞれが確認してほしいから、、という不文律?があるらしく(雑誌か、TV番組で聞いた話)ここでも詳しくは書かない。ぜひ、一人でも多くに人に見てほしいなあ。

    市内のホテルにチェックインして、銭湯に行ってまたフラフラと夕食を食べに出かけた。ほろ酔い気分でライトアップされた美術館を見に行く。真っ白い美術館の壁にさまざまな色のライトを当てて、これもひとつの作品とか。まだ夜の8時前というのに、人通りはほとんどない。まれに、散歩やジョギングの人が通り過ぎていく。大通りに面した美術館の刻々と変わる光の展示をたった一人で、しばらく眺めていた。なんという贅沢な時間だろう、という思いをかみ締めながら。



十和田市現代美術館・パンフレットより

 



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