2009年9月1日
5.3年目の8月1日
静岡からの出張帰り、新幹線で東京に着いたその足でそのまま高尾へ直行。まだ明るい真夏の夕方、友人Kさんと小仏峠を目指して歩き出す。汗びっしょりになって、峠に到着。ひっそりとして誰もいない。「そのうち、花火を見に人々がきっと来るに違いない」わたしもKさんもそのときは信じて疑わなかった。が、日が落ちてあたりが真っ暗になっても、、誰も姿を現さない。風の音がゴーゴーと響いてくる。私たちの背後にはすでに廃屋になった茶屋がある。そこから、、誰かが 現れるような、、、。相模湖の花火を見ながら、私たちは目に見えない“恐怖”と戦っていたのだった!?
こんな素敵な場所を独り占め(2人占め)するのはもったいないーと 私とKさんは友人たちに呼びかけた。総勢なんと16名の大世帯。
そしてー小仏峠についたら、すでにそこには先客がいた。わたしの顔を見るなり「――ちゃんだあ!!」と声を上げるではないか。Kさんが作っているHP(わたしが被写体でよく掲載されている)を見ていて、そこに<8/1小仏峠から相模湖の花火を見る>を知り、その方も友人と登ってきたというのだ。HPというか、インターネットの威力?をまざまざと感じた出来事だった。メンバーの中でかなり出来上がった酔っ払い?もいて、帰り道は冷や冷やしながら下った。
3度目のイベントとなった。最高の夜だった。風もなく、多少の湿度はあったものの空気はひんやりとしていた。40代から60代の男女11名で、ゆっくりと登った。
1年ぶりに、昨年あったパーテーと再会。「いつもHP(くりちゃんの高尾山歩き)見てますよ」と声をかけられた。さらに 驚いたのはー若いグループもすでに絶好の撮影場所に陣取っていて、その彼らも「確か、、、肝心の花火がうまく撮れませんでした、、というHPを私たちも見て、今日来ました」というではないか。えー!!またひとつ、HPを見て参加したグループが増えたってこと。
買出ししてきた美味しいものをたらふく食べ終えて、相模湖に浮かぶ花火をそれぞれがそれぞれの思いを胸に静かに見ている時間―わたしは1年に1度のこの贅沢な時間がとっても好き。
<< メニューへ戻る |