2010年5月1日
1.壁を乗り越えるための三つ目の方法
“困難”という壁があなたの前に立ちはだかったとき、あなたはどういう行動をとるだろうか?もちろん、その困難なるものの大きさや種類によっても対処のしかたは異なるのだが。
わたしは3つの対処の方法があると考える。まず、徹底的にその困難と闘うこと。二つ目はそれを避けて遠回りをすること。そして、三つ目として“壁をノックして壁の向こうから開けてもらうこと”もあるのではないかと。困難と思える壁にも、どこかにノックできるドアがないか、探してみることがスタートだ。
実は最近とても嬉しいことがあった。それはまさに、この三つ目の方法で対処した結果のような気がしてならない。
ある業務の進め方について、私はちょっと行き詰まりを感じていた。季節は春、時は刻一刻と過ぎていく。さて、どうしたものかと考えた末に、仕事上の先輩Aさんにメールしてみた。結果、「いいタイミングでした、私もあなたと話そうと思っていた矢先でした」と即 返信があった。「私の他にも先輩のBさんも交えて話し合いの場を作りましょう」とアレンジしてくださった。
そして当日 AさんBさんと意見交流をする場に行った。Bさんは私とは初対面。最初「この人は誰?」という顔をされていた。わたしは抱えている困難な状況についての現状とアドバイスいただきたい項目についてメモをつくって臨んだ。最初にそれに基づいて簡単に説明し、アドバイスをもらう場面になった。
実は少々 驚き、感動した。お二人とも、本当に惜しみなく適切なアドバイスを熱意をもって語ってくれたのだった。ややとっつきにくいと思えたAさんBさんから思いがけない否思った以上の情報をいただき、本当に嬉しかった。
「平井さん、仕事とは戦いです。ある意味で弱気になる、めげてしまう自分との戦いです。まず、自分自身が元気でいなくちゃね、人に影響は与えられませんよ」と力強い励ましの言葉をBさんから最後にもらった。
そうだ、最近私は“ノックすること”を忘れていたのかもしれないと自戒した。SOSを発信できる人こそ、実は強い人であるーこれも 遠い昔に尊敬する上司から言われた言葉。いつまでも「教えていただけませんか」「アドバイスをお願いします」と 素直に言える ココロを持ち続けたい。
<< メニューへ戻る |