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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2010年5月1日

4.過激な!?会話を愉しむ

最近はパックツアーによく一人で参加する。以前は興味本位なメンバー(特に中高年女性、すなわちオバサン)からの問いかけに、いちいちムッとすることが多かった。
が、最近はそういう会話そのものを愉しめるようになりました。あくまで、私としては
アサーティブな対応を心がけておりまが、言われた相手は大抵“目をぱちくり”させます。

次に紹介するのは 3月に行った中国旅行でのいくつかの場面です。

<その1>
A「あら、素敵な靴ですねえ!? どこで買ったの?」
私「2日前の00での自由時間があったとき、街のスーパーマーケットで買いました」
A「ええーっホント!! いいわね、自分で行動できる人は。わたしは主人が連れていってくれないから、買い物もできないわ」
私「―― どうして そういう言い方をなさるのですか。行きたかったら ご自分で行動すればいいじゃないですか。わたしは そういう言い方は好きじゃないです」

・・・・・・・・・・・

<その2>
中国・雲南省の最後の夜・世界的にも有名なダンサー、ヤン・リーピンの<孔雀の舞い>を見た。
終演後劇場の前で唐突に
「あなた、マゴットフォンテ―ンって 知ってる?」と訊かれた。
私「はい、ええ」この人は英国ロイヤルバレエ団のバレリーナだった人。
B「わたしは 今日の踊りを見て彼女の“瀕死の白鳥”を思い出したわ」
私「そうですかー」(だから 何なのさ?)

きっとこの人は、共感を求めていたのかもしれない。だったら、その後の会話を続けたらいかがですかねえ。「マゴットフォンテ―ンをナマでご覧になったのですか?」と訊いてほしかったのかなあ。

・・・・・・・・・・・

<その3>
C「あなたは 何をしている人?」
私「大学の教員です」
C「あらそうなの? 何を教えているの?」
私「――  」
C「どちらの大学?」
私「もう その辺でカンベンしてください。これ以上、踏み込まないでください」

・・・・・・・・・・・

<その4>
ツアーのメンバーによく言えば物静かな、はっきり言えば他者と交わろうとしない女性がいた。最低限度の挨拶もしない。朝一言「おはようございます」さえ口にしない。自ずと、他のメンバーはこの人から遠ざかる結果になった。でも、ある時ちょっとした待ち時間で彼女の言葉を始めて耳にした。彼女は私と他の女性との会話しているすぐソバにいた。

D「まあ、ピアスあけているんですね」
私「はい」
D「いつ どこであけたの?」
私「ずいぶん遠い昔、若い頃にアメリカに行ったときでしたね」

「若い頃から、外国へ行ってたんだね、、、」
そのおとなしい女性は羨望とも皮肉ともつかない言い方でボソッとつぶやいた。
 ちょっと、ドキッとさせられた。


Photo by chai5.jp

 



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