2010年9月1日
2.研究者ではなく、教育者として
かってわたしが学生だったとき、サークル活動の場面で大学の先生から言われた言葉を今も鮮明に覚えている。
「大学の教員は2つの役割がある。1つは研究者、もう1つは教育者としての役割である。教育者として考えると、今回の件は ほっておけないことです」と。
言われた私は「真面目な先生だなあ」とそのときは思いました。が、今 自分自身が同じ立場にたってみると、<そういって、先生自身が自分を納得させていたのだ>と気づきました。
わたしは、もともと学究の人ではなく、「教育を自分のビジネス・仕事」として捉えてきました。ですから、スタンスは明確に研究者ではなく、教育者です。
が、現実の学生を目の前にして「教育とは何か」を日々考えさせられています。今まで、仕事で出会った企業人・社会人と比べると年齢・キャリアだけでなく、能力・意欲においてもかなりの落差を感じます。
もちろん、大学による格差も歴然とあります。彼らが、現実の社会に出て行くまで、もうあまり時間がありません。「何をどこまで学生に伝えたらいいのか」「どうやったら受け取ってくれるのか」日夜、私の中で葛藤が続いています。
最近は、これがー今わたしの目の前にいる学生と向き合うこと、そのものーがわたしのミッションなのだ!!と 自分に言い聞かせています。アップアップしている私と、それを楽しんでいる私、そして自分自身を鼓舞している私がいます。
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