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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2010年9月1日

4.芸を深めること、愉しむこと 
        − かっぽれの源流、住吉踊りー


真夏の恒例の演目、浅草演芸ホールで住吉踊りを見てきました。今年で33回目というから歴史もすごい。噺家さんが“伝統芸能を残そう”ということで始めたそうですが、毎年趣向を凝らしているそうです。

「夏は必ずこれを見ています」というかっぽれの友人に誘われて、照りつける日差しの中朝から出かけました。朝の10時半開演で、お目当ての住吉踊りが始まったのが3時半を回った頃です。でも、最初から根性で座席に座っていないと、立ち見を覚悟しなければなりません。今年の初日、住吉踊りの始まる頃には座席はもちろん満席、立ち見のお客様も30名くらいはいましたね。

さっきは粋な着物で落語を語っていた噺家さん、漫才のお姉さん、手品のおば様などが 揃いの浴衣と赤い股引、ねじり鉢巻で踊りを披露してくれました。
「相当練習したんだろうなあ」と思えるほどの、素晴らしい踊りでした。住吉踊りの定番をうまくアレンジして、観客をひきつけていました。回を重ねて、芸が深まったというだけでなく、演じているみなさんが真剣でかつ愉しんでいるのがよくわかりました。

守・破・離―という言葉があります。まずは基本を守ってマスターする、次の段階はそれを破る。そして 最後の段階はその基本から離れ、独自のものをつくるということ。
浅草の舞台を見て、たぶん今は「破る」段階にきて、みなさんそれぞれ工夫している様子。この舞台からとてもいい刺激をいただきました。“わたしのかっぽれ”は未だ「守」の段階ですが、いつの日か、、、、。


   浅草演芸ホールのホームページより

 



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