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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2010年11月1日

2.真夜中の北京ビール ( チベット旅行 最後の夜に )


私はアル中ではない。けれど、このときほど「一杯 飲みたいなあ」と思ったことはない。
だから真夜中に、ダメかと諦めていた冷えたビールを口にしたとき「美味しいなあ」と叫んでしまった。

9月の上旬にチベットに行った。24時間の天空列車、車窓からみた壮大な風景、2000Mからスタートして最高5000Mまでの高さをドライイブして峠から見た美しい湖、素朴なチベットの人々、敬虔な巡礼者のお祈りの姿 どれもとっても 心が洗われる風景だった。ただひとつ、飲み物 特にビールが生ぬるいということを除いて。



だから 旅の最後の夜、いよいよ明日帰るだけという夜、 北京の空港そばのホテルにチェックインしたときのこと。
わたしは ガイドさんの説明も上の空で、「冷たいビールが飲めるのはどこか?何時までOKか?」とそわそわしていた。

メインバーは午前0時でクローズ、「あそこでなら 飲めますよ」と教えてもらって ロビーの奥の一角のテーブルにようやくたどり着いた。そして、冷たーい 1パイにようやくありつけたのだった。
一緒に行った友人のAさん、そして旅で親しくなったBさんと 3人で心行くまで真夜中の北京ビール(という銘柄)を堪能した夜だった。








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