2011年1月1日
2.フォーカシングに魅せられて
3年前の春、初めて「フォーカシング」というものに触れました。
いままで学んできたカウンセリング・コーチング・アサーション などにも通じるコミュニケーションの1つです。しかし、大いに興味をもち魅かれたテーマであったのですが、今ひとつ自分の中にストンと落ちてこないもどかしさも感じていました。この3年間、細々とではありますが、仲間との継続的な学びの場に参加してきました。
そして、この秋にいわばしめくくりのワークショップがありました。このとき初めて自分の心の中に「こういうことだったのか!!」という納得・合点がいったのでした。
「フォーカシングとは、別の言葉でいうとどう表現できますか?」というわたしの唐突な質問に、長い間フォーカシングを学んでいる友人はこう、答えてくれました。
「そうですね、わたしはアサーションと対比して考えると、とてもわかりやすいと感じます。アサーションは自分の気持ち・意思を率直に表現すること。フォーカシングはその前提として、自分で自分の気持ち・心と向き合うプロセスといっていいかしら」と。
なるほどーと合点がいきました。
このフォーカシングのセッションはリスナー(聴く人)とフォーカサー(話す人)でやるのですが、あくまでフォーカサーが主役です。リスナーの仕事は“ただ 寄り添って一緒にいること”です。しかし、このあたりが、どうも自分の中でスッキリいかない部分でした。そして今回の学びの中で、フォーカサーのセルフガイドを助けるガイディングを知り、腑に落ちた感覚を味わいました。
私は結構、常日頃からセルフ・フォーカシングをやっているように思います。全く一人で自問自答していることもあるし、友というリスナーを前にして心の整理をしているんだなあーと改めて気づきました。
<体の声を聴くことの大切さ> そして<クリアリング・スペース>といって自分の心の中を整理する手法、<モヤモヤした感覚を大事にする、それをそのままの存在として認めちょっと脇に置いておく>など、自分自身をみつめるやりかたを 習得できました。
フォーカシングはとっても奥が深い。この短い文章でうまく伝えられませんが、多くの人が関心をもってくれたら、、嬉しいです。
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