2011年11月1日
3.知の喜び!?を味わう ― 細く長く続けたい読書会
お恥ずかしい話だが、このところ めっきり本を読まなくなった
仕事・大学の授業に関連するものは、やむを得ずという気持ちから手に取るが
それ以外は、どんどん活字から遠のいてしまっている
そんな中、とあるグループのお仲間と“読書会”を始めた
かれこれ2年近くになる
メンバーは私が最年少で、あとはかって某企業で働いていた男性陣5名
私以外はみなさん40年来の友人で、まさに気の置けない間柄のようだ
2年前のあるとき
「ただ、お酒を飲んでいるだけではなく、もっとこの場を生産的なものにしませんか?」
と 大胆にも私が呼びかけて、読書会がスタートした
取り上げた本は、さまざまだ
「ん・日本語最後の謎に挑む」「高く手を振る日」「理系バカと文系バカ」
「怯えの時代」「人はなぜ 戦争をするのか」 etc
レポーターになった人が 勝手に選んできて、これをやろうと決める
過日、わたしの出番になり村上春樹の「アンダーグラウンド」を取り上げた
こんな場がなければ、たぶん生涯読まないまま済んでしまうと 思って
読書会というと真面目な固い印象をもたれるが、これが 実に楽しい
それは みなさんが長い時間を得ての交流の結果、いわゆる“構えがない”からだ
言いたい放題でも、ケンケンガクガクの議論になってもお互いを認め合っている
そこへ、私が異質の感想・コメントをしても
「そういう見方もあるね」とか
「いやあ、僕もあなたと同じ部分が気になったよ」とか
率直な反応がある
それが嬉しいし、楽しい
「ボケ防止のため、この会は細く長く続けましょう」と先日も話がでた
ささやかな“知の喜び”を味わう、わたしの貴重な場である
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