平井ゆき子事務所


トップページ

プロフィール

現在の活動

ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー


トップページのバックナンバー


メール mailはこちらまで
yukikoh@gol.com

Copyright (C) 2006
Hirai Yukiko. All Rights Reserved.

ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
green_line
2012年3月1日

1.想像力・決断力・責任をとること



まもなく、東日本大震災を経験して1年がたとうとしています。
縁あって、秋篠宮紀子さまの弟、川嶋舟さんのお話を聴く機会がありました。川嶋さんは獣医さんですが、南相馬の神社の女性と結婚し今も東京と相馬を行ったり来たりの生活をされています。ちょうど 昨年の3月11日は東京から自宅の相馬に帰る途中の電車の中だったとか。そのときの緊迫感のある状況、そして震災直後からの活動をナマなましく語ってくれました。(雑誌・文芸春秋にも寄稿)


  彼の話の中で私にとって一番インパクトのあったこと。それは「支援に関わる活動を行っている中で感じたこと」としてあげた次の3つの内容でした。
1 状況判断力 ―  これは単に今の状況を判断するだけでなく、見えないものを推測、想像していく力も含まれるということでした。「連絡がないから、問題がないだろう」ではなく「限界を超えたら 他への連絡すらできない」ということ、これも頭において状況を把握できるかどうかが重要である。
2 決断力 − 状況を把握したら、その場で適切な決断を下していく。
3 責任をとることー <義務>なき<権利の危うさ>という言葉を使っていました。これは日常の私たちのまわりにもありうることです。権利を主張するのはよいとしても、それに伴う義務を果たさなければならないということを、とかく忘れがちになっていないか、と私自身の引き締まる思いがしました。

震災の体験は決して風化させてはいけないこと。そういいながら、何をすべきかー
思い悩みます。川嶋さんの最後の言葉は「各人ができることを、できる形でやればいい」は、ストーンと胸に落ちました。


「復興の狼煙」ポスタープロジェクトより




<< メニューへ戻る