2013年1月1日
1.今 この場で 大切なことは?
立て続けに似たような体験をしました。1つはあるセミナーでの出来事です。
参加者は約20名、某自治体の主催でみなさん自発的な参加です。年齢・性別もいろいろでしたが、非常に意欲的でわたしも講師としてやりがいを感じた仕事でした。
質疑応答の場面のことです。Aさんが積極的に手をあげ発言を始めました。が、率直にいって「何を言いたいのか?」よくつかめません。よくあることですが、質問なのか?自分の意見をいいたいのか? 発言している本人自身がわからないまま口を開いてしまったようです。周りの人は、ややうんざりした様子です。こういう場面のファシリテーションを学ぶのが、このセミナーの目的でもありました。
そこで私は思い切って「Aさん、いいご意見ありがとうございました。他の人の意見も伺っていいですか?」と、尋ねました。その時、彼は自分の冗漫さに気が付いたようで「はい、どうぞ」と場を譲ってくれました。
2つめは昨夜の出来事です。遊びのサークルの仲間に新しいメンバーが加わりました。総勢5名で顔合わせの食事をしました。4人はここ数年の友人です。新メンバーのために、まずは自己紹介をすることにしました。あくまで新メンバーのために、私も含めて他の4人は自己紹介をしているのに、その新しいメンバーBさんは他者の話に耳を傾けようとしません。これにはちょっと驚きました。Bさんに視線を向けて話しているのに、彼女はそのことに関心を示しません。話し手に視線も送らないし、自分のこととなると夢中になって話すのに、、、。初対面で緊張していたのかしら? 自分のことを語ることで精一杯だったのかしら?よくわかりません。これからのおつきあいの中でたぶん、Bさんの人となりがしだいにわかっていくことでしょう。
今 この場で大切なことは? この場で自分に求められていることは何か?― もちろんいつも、いつもこのアンテナを立てていたら、クタビレマスネ。わたしは一人になると、ぼっーとして ダラダラ過ごしていることが大好きです。が、少なくても日常生活の中で誰かと過ごすときは、このアンテナを張って聞き耳をたてておきたいなあ。
<< メニューへ戻る
|