2013年5月1日
1.【特別編】ミャンマー・ハイライト 〜後編〜
(4)ゴールデンロック − そこへたどり着くまでが!?
<ピックアップトラックは命がけ!!>
旅の後半の大きな山場―チャイテーヨーのゴールデンロックへの少旅行は興奮の連続だった。ミャンマーといえば、必ずポスターに出ている<落ちそうで落ちない不思議な大きな岩>へ行ったのだ。ここへの行程がまたまた 一苦労、簡単ではなかった。
まず、ふもとの町までは旅行会社の快適な車でOK。そこから先が、、、想像を絶する!?ものだった。<ピックアップトラック>に乗り換える。これがトラックの荷台にベンチ(ただ単に長椅子を並べただけ)が数列あるもの。これに乗客がいっぱいになりしだい出発、というから最低でも10分、帰りはここで60分待たされた。といっても、それもこれも旅の面白さである、ほとんどがミャンマーの人々、外国人はヨーロッパ人と私とA子さんのみ数名。どんどん現地のお客さんを乗せる、乗せる。「もう いっぱいなのに」と言いたいくらいギュウギュウづめでも、どんどん隙間を見つけては人を乗せる。つまり、お客さんの数が多ければ多いほど、運賃がもらえるから。簡単に出発しないのだ。
そして、ようやくスタート。約45分間、文字通りジェットコースターに乗っているかのようなスリルに満ちたドライブだった。トラックの端っこに乗っていると狭い道ギリギリ、ヘアピンカーブをものすごいスピードで走っているのが、よくわかる。砂埃、現地の人と体がぶつかる、お尻が痛くなる固い椅子、などなど 怖いなんていってられない!!早く着いて!!と祈るような気持ちでトラックのヘリにしがみついていた時間だった。
<駕籠屋さんとの攻防戦>
ゴールデンロックに行く途中のホテルに1泊。早朝、夜明け前にゴールデンロック目指して歩き始めた。私たち(A子さんと私、そしてガイドの3人)が歩き出すと、もうホテルの前からピタッと駕籠屋がくっついてきた。1つの駕籠をかつぐために4人の若者がいる。したがって現地の若者8名がゾロゾロ、と。私たちの外見からして「これはいいカモがきた、絶対に途中でギブアップして駕籠にのるだろう」と値踏みされたのだった。
苦しい、本当に苦しい。傾斜もかなりきついし、最初はコンクリート道が続いた。そう、高尾山の1号路のような感じ。右へ左へとカーブしている。あるカーブにきたら、駕籠屋の若者が顔を寄せてきた「ほら、あそこに見えるでしょう?あそこまで行くんですよ」とはるかかなたのゴールデンロックを指差した。心の中はまさに葛藤の嵐。「OK ご希望通りに駕籠に乗りますヨ」というと「意地でも乗るものか、ここまで来たら何が何でも歩いていってみせる」という気持ちが 戦っていたのだ。後でA子さんから「私もそうだったわ」と聴いて、二人で大笑い。
登りの半分くらいかな? ついに駕籠屋の若者はわたしたち日本の中高年女性を乗せるのをあきらめて、ついてくるのをやめたのだった。登り始めて小1時間でゴールデンロックに到着。国内でも最大の観光地、というより聖地である。朝早いのに、あふれるミャンマー人の数。熱心にお祈りしていた姿が印象的だった。
(5)やっぱり、買い物は楽しい (お店とホテルの売店で)
2人だけの個人旅行だったので、かなりわがまま?をきいてもらえた、と思う。
この旅行中、何度夕日や朝日を見たことか!!観光地といってもさほど、お土産物屋さんなどが多くあるわけでもないので、おのずと「夕日スポット」は大切な場所だし、お客が喜ぶ大切な?時間らしい。
それなのに「あのーもう 夕日の沈むのは見なくていいですから、ホテルに戻りたい」とガイドさんに言ったので、彼はびっくり!?「夕日を見なくていい」と言ったお客様は初めてですーと後で言われた。
でも彼の予想に反して私たちが夢中になったのは洋服・小物のお買いもの。<ちょっと民芸店によります>と言われていったら、シルクや綿のブラウスがズラリ。もう嬉しくなって、とっかえひっかけ試着をして、2人でああでもないこうでもこうでもないと見せ合って、すっかり買い物にハマってしまった。
ういた時間はホテルに帰って自由行動。そこでまたホテルのショップをブラブラしていて、またまた素敵なブラウスが目にとまる。2人の中年女性のためにお店の人総出で(4人位)サイズ違い、色違いなど出してくれた。ここでも「試着したい」というと、なんと廊下を歩いて、従業員用のトイレで「どうぞ」ということになった。お店の人が一人ついてきて、熱心に勧める。そしてここでも、かわいい夏のブラウスをゲットした。
どうして、こういう買い物は楽しいのだろう? たぶん、その国に行くとその国の風土・気候にあった格好・おしゃれがしたくなるから!? もちろん自分で用意してきたものもあるのだが、どうも気持ちがしっくりこない。だから、いま目の前にある素敵な洋服をゲットして、それをすぐに着たくなってしまうのだ。まあ、これも日本の3/1くらいの値段で買えるからーと自分を許してしまっているので、アリマス。
そして、日本では逆になかなか現地で買ったものを着ない!!というジレンマに陥るのであるが。
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