2014年4月1日
1.ノンバーバルコミュニケーションの力
わたしにとってなくてはならない場所に<流水プール>があります。自宅から歩いて15分、できれば週に3回は行きたいなあと思っている“場”です。真冬でも十分気持ちのよい温度で管理されていて、ウォーキングしたり軽いストレッチやボール投げをやったりします。単に痩せたいから!!という人より、私のように膝に故障があったり、腰痛予防なためなどリハビリとして通ってくる人も多いです。そこには かなり年配の方々も通ってきます。平均年齢はたぶん60代の半ばではないでしょうか?
<素敵だな、あんなふうに年をとりたいものだ>と私が思う人生の先輩がたくさんいます。そういう人を身近に見られるというのは本当に幸せなことですね。
<Iさん>
もう80代の半ば。きくところによると、会社を経営していたらしい。いつも微笑んでいます。挨拶をして、ちょっと言葉を交わすだけなのですが、いつもこのIさんから包み込むような暖かさを感じます。少し体が不自由なのですが、それに甘えず落ち込まず“自分のできることはやる”という毅然とした姿勢がとてもすてきです。
<Fさん>
たぶん 80代の初め。「若いころはよく山に登って、歳も考えずにムチャしたから、今 そのつけが回ってきたの」と明るく話してくれました。くりくりした大きな目で、いつも表情が生き生きしているのです。「今日は、孫が来て“おばあちゃんのハンバーグが食べたい”というから早く帰らなくちゃ」といそいそと帰る姿がすごく、可愛いのです。
このお二人を見ていると、まさにノンバーバルコミュケーション(非言語によるコミュケーション)がとても優れていると感じます。もちろん、ご本人は意識していないことでしょうが。
反対に、電車でよく見かけるのですが「この人、何を怒っているのかしら?」と思うような不機嫌な顔をした人がいます。こちらも、同様本人は全く“普通の顔”をしているつもりなのでしょうね。その人のもつ固有の表情・態度・動作そして服装のセンスなど、言葉では発してなくても、雄弁にその人となりを語っているのですね。
最近 研修に行くと「大いにおしゃれをしてください」と男性にも女性にも呼びかけています。つまり“かまわなくなる”ということは、ある意味で“真剣に生きることを放棄したこと”にも通じるような気がするのです。
さて、そういう 私はどうなのか? ――また 気持ちを引き締めてダイエットしなければ!!(苦笑)
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