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2015年1月1日

3.おしゃれー 「オバサン靴」考


2014年のHPに何度か登場したGOHANのデザイナーであるJ子さんとのメールのやり取りです。



「オバサン靴」考 J子さんのブログから

「オバサン靴」のお蔭で、おばさんはおばさんにさせられる、そうとも言えまいか。もっとも、選ぶ方にイニシアチブがあるのだから、厭だったら履かなければいいのだ。おばさんは「オバサン靴」を履かないといけないと思っているのだろうか・・、まさか!(笑)そもそも靴に年齢別のたて分けがあるはずもない。履きやすいものを履くか、履きにくいものでも履けるか、それだけの違いだろう。(しかし、この違いは大きい!)それに、若い人でも「オバサン靴」を履けばおばさんになる。そう思うとこの「オバサン靴」というジャンル、既に確立されている気がする。一目でわかるというのは、それはそれで凄いことだ。何か特定の要素、定義、記号?を満たせば、「オバサン靴」になるということである。

先日、同業の方が来社し、情報交換する機会があった。 ‘個性的ファッションのお婆さん’の写真集を出して、「この人たちが履く靴を各協力メーカーにデザイン依頼し、上がってきたデザイン画がこれです」と言って、ちらりと見せてくれた。見事におばさんらしいデザインだった。『おばさんはそんな「オバサン靴」履かないよ』そう思った。やっぱり自分が履かない若いデザイナーが、靴をデザインするとそうなるのだ。消費者はもっと先を行っていることに気が付いていないのだ。それに、足が外反もしていない、内反もしていない、足に悩みのない人におばさんが履いて足がスッと見えて、それでいて痛くなくて、歩きやすい靴が考案できるのか、おばさんの気持ちがわかるのか、甚だ疑問である。
おばさんだから(或いはお婆さんだから)これでいいだろうは、無いだろう!おばさんが一様にコンサバだった時代は疾(と)うに過ぎ、昔と違って今のおばさんはバブル期の豊かな時代を経験し、舌だけでなく目も肥えている。良いものをちゃんと知っているのだ。
おばさんだからと高を括(くく)ってはいけない。もっと消費者に気を遣うべし!である。




J子さん   ゆき子です 11/3

ブログ、拝見。痛快でした!!


うーん、靴に限りませんね。
洋服、バッグ、持ちもの(手帳なども)などー どんどん 高齢化?オバサン化したものになっていく、人もいますね。
わたしはサイズが大きいので ついLサイズコーナーに行きがちでしたが、、今はあえて行きません。ほしいものがないから。

昨日、ふと思いたってZARAに行き、セーターシャツなど 4つお買い上げ。
もちろん、サイズが入るかどうかも大きいのですが、最近はM・Lでもビッグになっているので大丈夫でした。
おそらく同世代のおばさんがあまり着ないであろうレモンイエローのブラウスなど ゲットして気分がハイ!!になりました。

わたしの周辺では 相変わらずおしゃれな人と、、、もう あきらめた!?人と極端ですね。
わたしは<色>を着るのが、好きですが、地味な色でもすごくいいセンスで着こなしている中高年をみると、お手本にしたいですね。





J子さん   ゆき子です 11/6

ー「オバサン靴」考、ちょっと内容がきつかったかな・・・と、気にしていました。
ゆき子さんのメールで、少しほっとしました。

・そうですか、<きつかったかな>という感覚は理解できます。でもネ、そういうスタンスで発信・発言していくことも、すごく大切ではないか、と思います。
口当たりのいい言葉、当たり障りのない行動、そればかりやっているとー本当におばあさんになっちゃうもの。(笑)

ー歳を取ると、気持ちがしぼんでしまうのでしょうかねぇ〜。
よく歳だからとか、なんとかみなさん口にしますよね、
でも、もうそんな時代じゃない気がします。
歳を取るほどに身辺に気を配って洒落るべきです。

・同感。同世代の地味な個性のない格好をみると、悲しくなりますねえ。
わたしは、以前に比べたら服装などどんどん過激になっていきますね。
過日友人から「そんな格好して何か言われない?大学で教えているのに大丈夫?」と言われて「わたしは他人の物差しで洋服選んでないから、、、」とケンカ腰になってしまいましたよ。(苦笑)



本の写真は『Advanced Style--ニューヨークで見つけた上級者のおしゃれスナップ』アリ・セス・コーエン (著), 岡野 ひろか (翻訳) 大和書房




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