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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2015年4月1日

1.2つの質問



あるセミナーでの出来事です。まる1日の時間がもうすぐ終了というとき、質問の時間を設けました、
そのとき、参加メンバー次の質問が出ました。

 

質問1
「本日はプレゼンテーションについて学び、今後 実践で活かせそうです。ただ、これまでも わたしは準備してプレゼンをやってきましたが、あがってしまいます。あがらないためにはどうしたらいいですか?」



私の答

「そうですね、実はわたしも今でもあがります。準備してもあがります。ただ、あがっていることが、あまりみなさんへわからないようになってきたかもしれません。
あがることは悪いことではありません。それだけ感受性が鋭いとうことですから。“今、大変緊張していますが、準備してきたことをお話しますので、どうぞ聴いてください”と その時の自分の気持ちを伝えていいかもしれません。これで、落ち着くこともありますね」



質問2
「今セミナーを受講して、職場に戻ったらああしよう、こうしようと燃えています。ただ、またしばらくするとモチベーションが下がってしまいます。この自分のモチベーションを高く維持していくためには どうすればいいですか?」



私の答
「モチベーションを維持するー これができたら本当に素晴らしい。でも人間ですもの、正直言ってこれは無理です、、、ね。たくさん、あれもこれもやろうとしないでいいんです。今日学んだことのうち1つ、できれば2つくらい実行してみてください。それだけで十分です」


・・・・・・・・・・・・・・

 

何か明快な回答を求めている人には物足りない答かもしれません。しかし、回答したあと、わたしは「これでよろしいですか?」と確認をとります。そうすると、ちょっと安心したようなホットした顔で質問した人はうなづいてくれるのです。

人は人に何を求めているのだろうか?結局のところ、<自分を肯定してほしい>という思いが出発点にあるような気がします。「人前であがらないように」「モチベーションの維持」といっても、どちらも心の持ちよう!?が大きいように考えます。自ら考え、悩み、失敗を繰り返して、自分なりの何かを会得していくー これにつきるのではないか。そのためのヒントを少しだけセミナーで提供しているに過ぎないと。

 キャリアを重ねて、自分の仕事の影響力についてこの頃ようやく謙虚にとらえることができるようになりました。
ボールを投げる。そのボールを受け取って、さらにまた確実にこちらに帰してくれる。このキャッチボールの手ごたえが嬉しい。そしてこれこそが、わたしの仕事のやりがいに他なりません。


 



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