2016年1月1日
4.引き際が見事な人 −かく ありたい !!
とても尊敬していたわがマンションの管理人さんがお辞めになった。今年が、ちょうど年も70歳になって、公営住宅が当たったからという節目になったようだ。「初めがあれば終わりがくる」とはいえ、とっても残念でしかたがなかった。
このAさんご夫妻はちょうど、12年前に来られてわがマンションの2F部分の狭いスペースに住んでくださった。
シングルで仕事のためかなり留守がちの私にとって、大変頼りになりかつ信頼のおける存在だった。
このご夫妻が引っ越しをする前の日曜日、ご挨拶に行った。そのときのAさんの言葉が忘れられない。
「腹の立つことがあっても、とにかく黙々とやるべきことをやる。妻ともいつもそう話していました。その結果 必ず見ている人は見てくれていると思いました」 |
「管理人の仕事で一番大切なことは、住民のみなさんから信頼されること。そのためには、絶対に秘密を守る、聴いたことは他へもらさないことだと思いました」 |
「私にとって、嫌な人苦手な人というのは、、正直っていませんでしたね。ちょっと面倒だなーと思う人はいましたが、やはり腹をわって話すと、、それから協力してくれました。
こちらの接し方で人は変わると思います。そういう意味で、本当にみなさんに助けられて、12年働くことができました」 |
引き際が見事という他はない。おそらく彼にだって、奥さんにだって腹の立つことや不愉快な住民はいただろう。でもそれを口にせず、最後の最後まで笑顔で別れの言葉を言ってくれた。どうぞ、お元気で!!本当に お世話になりました。
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