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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2016年4月1日

4.憧れの人― 千葉敦子さん


私もしくはちょっと上の世代の女性は、たいてい「知ってるわよ」と言ってくれるが、今の現役世代の人には「誰?」という名前かもしれない。
 千葉敦子さんは1964年に大学を卒業後、一貫してジャーナリストとしてのキャリアを積んできた。1981年・40歳で乳がんを発病、1983年乳がんが再発しても念願のNY行きを決行、4年後1987年に死去した。47歳だった。
この間、多くの著作をあらわし、当時(1980代後半−90年代)私は、ほとんどの彼女の著書をもっていた。
 何度かの本の整理をへても、「将来も読み返す本」として何冊かがわたしの本棚に残っていた。

最近、ふと彼女の本を手に取り「また読みたいな、今のうちに集めておこう」とアマゾンのユースト(古本)で発注してみた。なんと、時を経て赤茶けてはいるが、、何冊かの初版本を手にすることができた。

アメリカの男と女 彩古書房 初版本

もちろん、今 読み返してみてもちっとも古くない。むしろ、NYで彼女が体験した1980年代の生活は今の日本の東京のわたしの、生活の先取りであったことがよくわかる。たとえばPCが生活を維持していくためになくてはならないものであることなど。著書「NYの24時間」を読むと、「朝、今日 やることをリストアップする」「夜、寝る前にベッドで読書、それも音楽を聴きながら、、」などという記述をあって、“あら、わたしとおんなじ!!”などど 嬉しくなる。おそらく、わたしが彼女に触発されて実行したことかもしれないのだが。

ニューヨークの24時間 文春文庫 「死への準備」日記 文春文庫



彼女の最後の本「死への準備日記」には、“まさにその通り”とわたし自身が声をあげたくなるような内容が数多くあった。
― 時間の使い方は生き方の問題だと思う。いづれにしても困難に出会ったとき、それを「今こそ自分が成長する機会なのだ」ととらえなかったら、何年生きたって人間は成長しないではないか。―

この明快な考え、すっきりした表現にはしばしば圧倒されたのだった、20年前に読んだときは。もちろん、今だって彼女の考えには強く同感し共鳴はするが、現実の行動はおそらく追いついていっていない。でも、本当にこういう女性がいて、病気にも仕事にもキチンと向き合っていたのだという姿には 心から励まされている。








友人・熊木敏子さんと

友人・倉石愛子さんと

この2枚の写真は 2016年1月13日に撮影したものです。我ながらとてもこの時の自分の表情が好きで載せてみました。お正月、年が明けて“希望に満ちている”感じがしませんか!? わたしの顔!!



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