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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2016年4月1日

5.ドラマの世界から アメリカ社会を学ぶ!?
<わたしはラブ・リーガル>



2016年の春休みも、たくさんDVDを楽しみました。いつもは韓流ドラマに夢中でしたが、この春は久しぶりにアメリカのドラマにハマってしまいました。
題名は<わたしはラブ・リーガル>ジャンルはーラブコメ・ファンタジィ・リーガルと盛りだくさん、韓流ドラマと決定的に違うのはスピード感があることでした。
舞台はロサンゼルス、モデル志望の女性が交通事故に会って、その魂だけが天国からUターン。頭脳明晰で心やさしい女性弁護士の体に入って、、大活躍。




つまり可愛い「ラブリー・ガール」だった女性が、太めのさえない外見の女性弁護士「ラブ・リーガル」になったらどうなるのか? 前提自体がありえない?設定だけど、取り上げられる事件はごくごく身近なものばかり。「これが現代アメリカの姿か!?」と笑いながらも、すごく参考になりました。
たとえば主人公の弁護士・ジェーンに持ち込まれる事件はすごくありそうなものばかり。いじめ、離婚、養子縁組、性同一性障害、精子ドナー、代理出産、ダンスの著作権、工場の汚水問題、ダイエット食品、ペットの所有権など など。

一話45分という時間で、必ず一話の中で2つの法廷をからませる。だから よくよく見ていないと「えー、これってどう解決したの??」ということにもなってしまいました。それで何本かは「もう1度見よう」と2回見て納得!!ということもありました。
裁判に持ち込まれる内容はまだまだ日本では一般的ではないものもありますが、「もしかしたら、やがて、、、日本でも」と思わせるものが多く、楽しみながらもハラハラドキドキしましたね。



このドラマを見て、特に2つのことが印象的でした。1つは日本ではなじみのない<司法取引>という場面が度々でてきます。弁護士が被告や原告の代理人として、相手方の代理人、または検事と駆け引きをするのです。このやり取りがとてもスリリングなのです。ここでジェーンという主役の頭の良さが発揮されるわけです。資料のミスを見つける、あるいは他の関連法をあたる、電話やカードや財務の流れを粘り強く追跡して、相手方に交渉のテーブルにつかせます。このあたりの演技力はジェーン役のブルック・エリオットさんはうまいですねえ。私はよく知らない女優さんですが、ブロードウエーの舞台女優というキャリアがあるとか、サスガ!!と思いました。




 2つはジェーンはじめ弁護士事務所の弁護士たちの描き方です。おそらく30代半ばという設定で登場します。もちろんアメリカでも弁護士は社会のエリートであることは日本と同じです。しかし、このドラマの中では弁護士本人たちはそれぞれが、単なるおりこうさんというのではなく、魅力的な癖のある人物として描かれています。苦学してロースクールに通ったとか、頭はいいが兄弟や親から疎まれているとか、両親が離婚して母親だけに育てられ父親を憎んでいるなど。つまり、エリートであってもそれぞれが人間としてそれぞれの悩みを抱えている人物として登場しているのです。これはとてもドラマに奥行きを与えていましたね。

もし、あなたが疲れたなら そして何か元気をもらいたいと思ったらこのドラマはお薦めですよ!!ジェーンの笑顔に癒されますよ。




 実は わたしにはアメリカ東部NYの北・コネチカット州で弁護士をしている姪がいます。ロースクールのクラスメートと結婚して夫婦で弁護士をしています。それに彼女は3人の子供を育てながら、夫の父つまり舅そして自分の実の母親の面倒までみているのです。そんな姪の姿とも重なって、主人公ジェーンにとても親近感を覚えたのです。




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