地図を見るのが好きでした。
もちろん、今だって好きなのですが、ちょっと自信をなくしてしまいました。

昨日のことです。
はじめての施設にボランテアにいくことになったので、その場所の下見に行きました。
ところがーーー。
「最寄駅から約５分です」と言われたのにもかかわらず、なんと小1時間ぐるぐると歩き回り、ようやくまた最初の駅の出口からやり直してー。
正真正銘５分でその場所にたどり着きました。

それはなぜかというとー。
手元に住所、そして地図まで持っていたにも関わらず、わたしの“思い込み”でその場所を確認しないまま歩き出してしまったことが、そもそもの原因でした。

その場所は新宿区弁天町１７７番地。
最初にわたしが地図で認識した番地は１７６番地、“この隣りあたりだろう”と簡単に考えて歩き出したのが、、、間違いの始まりでした。
この番地のあたりは、駅の出口からたっぷり２０分はかかる距離です。
運よく、近所のおばあちゃん３人がおしゃべりしていたので「あのー　弁天町１７７番地を探しているのですが、、」と訊いたらー。
「あら、やだ。１７７番地は、飛び地になっていて　ずーっとここから離れているのよ。まっすぐ　坂を下って、、、大きな通りに出て、そのあたりに交番があるから、、そこで訊いたらいいわね」と。

飛び地って！？

まさに目が点になった一瞬でした。
そして、目を凝らして手元の地図をみたら、、、駅の出口を出て最初に通り過ぎてきたあたりがーその弁天町１７７番地ではないかー　とやっと気が付いたのです。

東京の歴史ある町の名前がなくなって久しいーという話をきいたことがありますが、この新宿区弁天町界隈は、、頑固にそれを拒んだのでしょうか？
とにかく、迷った道で数人の地元民と思しき人に尋ねると　異口同音に次の答えが返ってきました。
「ごめんなさいね、このあたりは　とっても町名が入り組んでいて、複雑なんですよ。１つ路地を越しただけで名前が違ってしまうんです。わたしも住んで長いけど、、、わからないわ」と。

いわゆる新宿区弁天町とは早稲田通りと外苑東通りの交差する南西側に位置しています。
ところが、わたしが目指した＜弁天町177番地＞のみ　早稲田通りの北側にあったのです。
そして、もちろん　ちゃあんーーと　地図にもあったのです。
ところが、その場所が全く目に入らず、つまりここを確認しないまま＜弁天町１７６番地＞をひたすら目指して歩き続け、悲惨な？結果となりました。　

これでは「地図を見るのが好き」なんて、恥ずかしくて言えません。
そして、昨日はー“きちんと、地図を見ていなかったから起きた失敗である”こと　“思い込みは　間違いのもと”を改めて認識しました。

これをわかっただけでも、よしとしようーと。　

<< メニューへ戻る