2016年11月1日
5.ビターな京都
雨ばかりふっていた
ほぼ1年ぶりの京都だった
今回は<ゲストハウスに泊る>というのが 初めての体験だった
お天気のせい?泊った場所のせい?
今までにない体験ができた
まずは、バスにたくさん乗ったこと
2日目の朝、宿を出て 目の前のバス停でバスを待った
あまりの雨のすごさに
「どこでもいい、今度来たバスの行先まで行ってみよう!」と決めた
<銀閣寺行き>のバスで終点まで行き、「白沙村荘」にとどりついた
ここは、初めての庭
降りしきる雨の中、出会った人はたった2人だけ
たっぷり 庭を楽しむことができた
もう1つの初体験
ゲストハウスにあった<ちらし>を手がかかりに
木屋町通りにある、すでに廃校になった小学校で映画を見た
元・立誠小学校の校舎にある<立誠シネマ>というミニシアターだった
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昭和3年に建設された校舎(立誠シネマのホームページより) |
これが あたり!! とても面白い、興味深い映画だった
アメリカ映画<トランボーハリウッドにもっとも嫌われた男>
マッカーサーの赤狩りのときの“ハリウッド10”の中心メンバーを描いたもの
ものすごい硬派の映画を、京都のど真ん中の観客数20名ほどの劇場で
見たことー
ちょっと 忘れられない出来事となった
観客は5名のみ
土砂降りの雨の中、足を運んできた映画好きの若者 そしてオジサンだった
ゲストハウスの感想は?
一口にゲストハウスといってもそれぞれ違うらしい
また 他も試してみたいと思う
イチバン広い部屋を予約したのだが、TVはない
キングサイズのベッドと机と椅子、そして 手を洗える小さなスペースのみ
シャワーとトイレは共有
若い白人の男性が、腰だけにバスタオルを巻いて廊下をウロウロするのには
マイッタ、相手は平気でも やっぱり こちらは落ち着かない
おかげで、夜は またまたベッドでの読書が進んだ
人に会わない、観光客が来ないビターな京都はまだまだある
それを発見するのがわたしの密かな喜び
初めての場所や体験に ―― ワクワクする!!
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