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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2017年3月1日

4.Cancer と つきあう会


「平井さん、Cancerは向き合うだけではダメ、つきあっていくものですよ」とMさんにぴしゃりといわれました。全くその通りです。
もはや癌は“不治の病”というより、“慢性疾患のひとつ”と捉えるほうが 自然な気がします。

 



   

昨年(2016年)の夏、Mさんの呼びかけで「Cancerとつきあう会」を立ち上げました。Mさんはほぼ同じ時期に乳がんを発症し、治療を受けているいわば同志です。とても冷静かつ繊細、そして行動力もある女性です。私とMさんが属している女性のネットワーク・SSS(シングル・シニア・スマイル)の会報に、Mさんが呼び掛け文を書きそれに刺激をうけて、すぐにわたしは彼女にメールしました。そこから交流が始まり、この「Cancerとつきあう会」も9−11−1月と早 3回実施しました。およそ10名程度が毎回参加して、中身の濃い意見交換が行われています。

 

 

 

 もちろん乳がんと限定しているわけではありませんので、さまざまな人がいます。癌体験者や自分は今現在闘病しているのではないが強い関心がある人、そして20年前に発病その後も転移があっても今なお、元気に生活している人など。特に癌という病気を抱えながら、元気に生きているいわば病気の先輩たちの姿にはとても励まされます。「完治しなくても、死ぬまで生きる、それもイキイキと生きている」姿は、まさに私の目標ですね。

 

 

 

 こういう状況を生き抜いてきた方がメンバーの中に2人います。今、50代と70代です。発病されたのはおそらく30代と50代ではなかったかと思います。過日「20年余、どんな思いで闘病されてきたのか?」率直に伺ってみました。「そうですね、“なんとしても生き抜いてみせる!!”と強い気持ちで、ここまできました」とキッパリした答が返ってきました。現在、70代のその女性は、「もちろん職場にも病気のことはオープンにして、定年まで働きました」とのこと。職場にも恵まれたのでしょうが、彼女の強い意志と仕事の実績があったからこそにちがいないーと わたしは確信しました。

 今後この「Cancerとつきあう会」が どのように展開していくか、楽しみです。



2月のある日―大好きな箱根・彫刻の森美術館にて
ちょうど1年前は、がん手術後の放射線治療で毎朝 病院へ通っていました。みなさまのおかげで、こんなに元気になりました。

 



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