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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2018年3月1日

1.評価とは!?


「あのね、人生とは評価の連続なのよ。だから 評価されることに私たちは耐えなければいけないのよ」


これは私が30歳くらいの時、厳しい女性の上司から言われた言葉です。
そのときは、あまりピンときませんでしたが、時を経るごとに自分なりにこの言葉の重みを感じるようになりました。

 

 

<クラス会の会話から>

過日、年に4回ほどやっている大学のクラス会(こちらもよく続いているなあ、と感心しているのですが)で とてもいい話を聞きました。
クラスメートの一人が、定年後 短歌を始めました。とても、真面目な人でずーっと学びつつ、新聞にも時々投稿して「結構 いい線言っているんだよ」と仲間から褒められていました。その彼から面白いことを聞きました。
 つまりある教室で評価を受けた短歌が、別のところではボロクソに言われたりするということです。もちろん、自分が教わっている師匠(年下の女性らしい!?)の評価は受け止めるが、それは8割に過ぎない、ということ。あとの2割はまた違う評価があるかもしれない、と常に疑いをもっているということなのです。
 あたり前といえば当たり前のことなのですが「絶対にいい、悪いということはあり得ないのだ」と思っているーという彼の言葉は 非常に説得力がありました。


清楚なりし大学時代のマドンナのかっぽれ踊るお江戸日本橋亭

彼がわたしのかっぽれを見て読んでくれたものです。これを見た後輩から「平井さん、“清楚なりしのし”ーはきっぱりと過去形ですね」と言われてしまいました。はい、その通りでございます。(苦笑)

 

 

<デキル女性のぼやき!?>

もう1つ 別の角度から評価について考えさせられました。仕事で出会った、大変優秀な女性から伺った話です。「今 何が必要かを感じ取り、その場で的確な行動をとれる」人事担当者です。「ちょっと、わたし落ち込んでいます。なぜって上司から“最近 君は余裕があるようだね。ルーチン業務で満足しないで、もっと創造的な仕事に取り組んでほしい”と言われたんです。この上司にとって、たとえば研修に同席していること自体がルーチン業務と思っているんですね。わたしは 同じプログラムでも対象者によって反応は違うし、そういう反応を直属の上司にフィードバックしてやるのも、大切な業務と思っているのですが」と。
 全くその通りです。研修でさまざまな企業に伺いますが「では よろしく!!」といって、朝 顔を出して離席してしまう担当者がいたら、、「この会社は???」とわたしは不信感を抱いてしまいます。

 

 

 

 

 

 組織においてはやはり上司の評価は絶対とはいわないまでも、大きな意味がありますね。
「あなたの上司の考え方はちょっとおかしい!!」とつい口走ったら、「デスヨネ」と彼女の表情が和らぎました。とはいうものの、この上司の意図は?部下のモチベーションアップのためか!?わかりません。
自分と全く異なる価値観をもっている上司からマイナスの評価をされることは、つらいものがあります。ただし、わたしがこういう場合アドバイスすることは「会社って組織だからね、ずーっと その嫌な上司と一緒ということもない。人事異動だってある、あんまり その上司とのことでカリカリしないで、、今はすこし呑気に構えていたら、、、」と。

 

クラス会のメンバーと。



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