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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2019年3月1日

3.“電車”にまつわる 面白いお話


そもそもは 女友達とのランチしながらのおしゃべりで、わたしの電車の中で忘れ物をした失敗談を披露したのが始まりだった。
そういえば「私もね、、、」と話してくれたのが次のお話。そこにいた3人とも、お腹を抱えて笑ってしまった。

 

1)満員電車を降りたとき、手にもっていたのは、、、

 

その日はとても忙しく、おまけに嫌なことが職場であってすごーく気持ちがムシャクシャしていたの。
これを解消するには、、「そうだ、お金を使おう!!」と思って、普段は買わないお高い化粧品をまとめて2−3マン、買ったの。もちろん、これは今から20年くらい前の話しで、わたしもバリバリ働いて稼いでいた時のこと。

 化粧品売り場で「女王様気分」になって、ちょっと気持ちも晴れた帰り道のこと。ものすごく電車が混んでいたの、おまけに急に土砂降りの雨になって、、余計、家路を急ぐ人がどーっと電車に乗ってきたわけ。
 私は今買った高級化粧品が数個入った紙袋を必死で手で押さえていたの。そして、自分の駅に着いたので「オリマー―ス」と大声をあげ、手に持っていた紙袋の握るところを思いっきり引っ張ってホームに降りたわけ。

 



 

 そして ドアが閉まって電車は去って行ったあと。ホームに降りた私が握っていたのは紙袋の取っ手だけ。「今頃は 満員電車の中で、私の化粧品が床に散らばっているだろう」と考えただけで、茫然、、としてしまったの。

今だったら、そんな包装はしないわよね。雨だったら、紙袋の上にビニールをぶせてくれるとかするものね。――もう大昔のことだから、、、。

そしてね。未だにこの時買った化粧品・Rは嫌い。絶対買わない。もちろん、このR化粧品が悪いわけじゃないのに。それでもやっぱりあの時のこと、悔しい思いをどうしても思い出しちゃうから、今でも買わないの。

 



 

 

2)「気になって、私は その男をつけました」

 

某私鉄の始発駅でのこと。
「あと〇分で発車する」電車の中で、私の向かい側の座席で中年女性が大声で携帯電話で話していました。他のお客に遠慮してか、話の途中でその女は電車を降りてホームで携帯を握りしめ、話を続けていました。

すると、ドアが閉まり電車が動き出したのです。
その女が座っていた座席には彼女のバッグが残されていました。

当然のこと、電車は何事もなかったように進んでいきました。
わたしが下車する駅に着いたとき、いや 着くまでの間わたしはずーっと考えていました。「どうしよう!あのバッグは間違いなく始発駅にいた女のモノだけど。。 わたしがそう言って駅員に届けるべきなのか」と。

 



 

 

ところが 私が下りようとした駅で、そのバッグの横に座っていた男がフィとそれを持ち上げて、わたしの目の前で降りてしまったのです。

わたしはドキドキしていました。そして、息をとめてその男を付けました。「この男は一体、バッグをどうするつもりなのか? ネコババするつもりなのか?」

ところが 改札を出てすぐ横の駅員がいる窓口に行ってそのバッグを渡して、なにか説明しているではありませんか。

「ごめんなさい!! あなたのこと疑ったりして」と私は心の中でその男に謝ったのでした。

 

 



 




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