2019年9月1日
1.イザというとき って いつのこと!?
残り時間がわかっていれば
同世代の友人と話すといつも出る話題。「ねえ、あなたの寿命はあと何年!とわかったらいのにね。この世にオサラバするときに、貯金ゼロにできるのにー」と。
冗談ではなく、本気でそう思っています。
わたしの一番年上のボーイフレンド(89歳デス)曰く「僕ねえ、こんなに長生きするはずではなかったので、もう 遊ぶお金がないんだよ」と軽やかにおっしゃいました、数年前に。「そうですか、それでは今後は全て割り勘にいたしましょう」と提案して、芝居のチケットもご飯を食べるときもお酒を飲むときも全て割り勘です。とっても自由で気楽なお付き合いをしています。
病気で入院したら
過日、内館牧子さんのエッセイを読んでいたら「全く同感」というものがありました。
かいつまんでいうとー。
――友達が入院しているので、お見舞いに行った。この人は私より少し年上でいつも「あなたねえ、いざっという時のために倹約しなさいよ」とアドバイスをしてくれる存在。ところが彼女の口から出るのは「隣のベッドの人がうるさいので眠れない、、、」など愚痴ばっかり。お金がないわけではないのに、どうしてこんな病気の時 個室にしないのか!? この人のイザという時は、一体 何時なんだろう??――
実はわたしも1年前に膝の手術で入院しました。病室をどうするか?ちょっと迷いましたが、さすがに「入院期間は3週間」と言われて個室を断念して、4人部屋で妥協しました。
個室で3週間―なら海外旅行に行けちゃう!! というのが、わたしの計算でした。
でも これから、またまた入院する機会がないとも限りません。
そのときは、私にとってはまさにイザっというときですから、迷わずお金を使おうと思っています。
旅を楽しむために
それと旅に行くときかな。
これも数年前ですが、同世代の友人と上高地に行ったとき「グリーン車に乗る、乗らない」でモメタことがありましたね。わたしはあずさ号のグリーンを主張したのですが。これから、何度?旅に行けるのかーこれもわかりません。だから、我慢して経済感覚・価値観の異なる人と一緒の行動をとることはないのです。自分の我儘さはー 重々承知していますから、こういうことで 無理して相手に合わせるーというストレスをためたくないのですね。
最近の海外旅行は何度か、個々に日本を旅立って現地で若い友人と落ち合うーということもしました。これは単純にサラリーウーマンである友人に全て日程を合わせる必要がないので、私が早めに安いチケットで行って、勝手に一人で遊んでいるパターンでした。
海外に行くーというのも、わたしにとっては“イザ”というときです。ですから、そういうときはお金を惜しみません。といっても、そろそろ 年金暮らしに突入ですから、、、さて、どうなりますか。その時はその時でつつましい、お金のかからない旅を考えるでしょう。
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