2020年3月1日
3.東京 再発見
1.お正月(1/1)のお墓まいり
2.地元の素晴らしい日本庭園
3.美術館の楽しみ
4.おまけ!? ミュシュラン お墨付きのうなぎ屋さん
1.お正月(1/1)のお墓まいり
珍しく?何年振りか、2020年のお正月は東京にいました。そこで改めて気づいたことがありました。<お正月にお墓まいりする人って多いんだなあ>ということです。大体、東京の1月1日は快晴、青空が多いですよね。これは ウン10年前、新潟から大学に入学するため上京して、東京の冬を体験して本当にびっくりしたことでした。
新潟の1月と言えば、どんよりした鉛色の空、みぞれの続く日々。特に幼いころ古い昔の日本家屋に住んでいた時は、朝 起きると布団のそばの畳にうっすらと雪が吹き込んでいたーなんてこともありました。それが、まあ東京はなんて「冬なのにお天気がいいんだ」とショックを受けました。
今年は、思い立って友人といっしょにわたしのお墓(SSSネットワークの共同墓地)と友人のお母様のお墓(谷中)に出かけました。事前に電話で多磨の公園墓地に電話したら「私どもは365日年中無休ですよ」と言われ、安心して向かいました。
行ってびっくり。辺鄙なところではありませんが、「こんなにも人に会うとは」と思うくらい、数組の人々がいたのです。
そして、さらに意外だったのは、都心の谷中墓地の風景です。そこはまさにピクニック気分の日曜日の昼下がりのようなのんびりムードの家族連れでにぎわっていたのです。
この話を友人・知人に話したら「あら、そうよ。私も両親の墓まいりにいくもの、、」という人がいて、ますますわたしの認識のズレを気づかされた思いがしました。
お正月のお墓まいりー 「東京にいるなら、毎年いこうね」と友人と約束したのでした。
2.地元の素晴らしい日本庭園
私の住んでいる文京区はとりわけ緑が多いところです。そしてかの有名な小石川後楽園・六義園・小石川植物園など お庭もあります。昨年の秋は、意識して小石川後楽園と六義園に何度も足を運んで紅葉を堪能しました。11月中旬から12月にかけて、一気に色が変化しますね。色だけではなく、12月中旬には落葉してしまいます。自然を通じて季節の変化・時の経過を実感することができました。
やはり中高年の人が多いのですが、案外外国人で散策している人も多く見かけました。日本人としては「こういう美をわかってくれる人がいるんだなあ」と嬉しくなります。海外に行って、街の中にかっての富豪の家などー今は博物館になっている邸宅がありますね。庭も解放しているところもあってお邪魔するのですが、やはりなんとなく落ち着きません。あくまで左右対称でー広々としてそれはそれで気持ちがいいのですが。
やはり六義園のような水を望みながらブラブラ歩くーといいなあと気持ちが落ち着きますね。身近なところでは 東大構内の三四郎の池あたりも好きです。さて、季節は春へ、命の息吹を感じながら 散歩に出かけましょう。
3.美術館の楽しみ
親しい友人から、よく東博(国立東京博物館)のチケットをいただきます。おかげですっかり、東博のファンになりました。上野公園の中でも、JR上野駅から行くと一番奥、ゆっくり歩くと15分から20分はかかりそうです。もちろん企画展、特にまじかに見る仏像には圧倒されます。展示の仕方も昔のように? ただ平面的に並べるのではなく、工夫されているし、音声ガイドなども内容に見合った役者さんを活用するなど気合が入っていますね。
最近、2つの美術館に出かけました。
1つは「東京都美術館」−ハマスホイとデンマーク絵画
今まで全く、知らなかったが画家です。1月東博に行ったとき、会場に会ったチラシを見て惹きつけられました。日本でも2008年にはじめて展覧会が開かれたほぼ無名の画家とか。1900年前後の人ですが、「静なる衝撃」というキャッチコピーが示すように、いわゆる画壇の主流から離れて、彼 独自の世界を描いています。
誰もいない部屋、後ろ向きの女性像などその空間に私自身もそっと身をおいているような錯覚に陥ります。そして絵の前から去りがたい気持ちになりました。
2つめは「アーティゾン美術館」− 見えてくる光景コレクションの現在地
わたしが社会人のスタートをきったブリジストンの京橋にある美術館が生まれ変わりました。数年の歳月を経て、明るいガラスばりのビルの入り口から機能的な動線でエスカレーターが続きます。石橋財団が所蔵している数多くの絵画の中から代表的な作品を、独自の視点で分類して展示してありました。懐かしいゴッホ、セザンヌ、モネ、モジリアニなど。さらに藤田嗣二や岸田劉生や青木繁治などーー 日本人画家の代表作も。
中でも一番嬉しかったのは、私の大好きなメアリー・カサット(2017年1月1日HP参照)の絵が2点、新しく購入したという表示がついて展示されていました。
おそらく、これから多くの所蔵作品をさまざまな切り口から紹介していくのでしょう。
東京駅のそばに行ってみたい場所が増えました。今後も楽しみです。
4.おまけ!? ミュシュラン お墨付きのうなぎ屋さん
なんと、ごくごく最近になって発見したお店です。わたしの住まいの最寄り駅・Kのそばにあります。もう何年も前を行ったり来たりしていたのですが、ちょっと店の入口が道路から引っ込んでいるため 視界にはいってこなかったのですね。
ある日のランチ、ふらりと入ってみて、鰻重の美味しさにびっくり。それ以来、お世話になった人にご馳走する時、行っています。
ミュシュランに3年連続して選ばれたお店です。
「いつ、誰が来て調べたんですかねえ!?」女将さんが あっけらかんと話していました。店の名は「わたべ」といいます。
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