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ざっくばらん ゆき子のおしゃべりコーナー
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2020年5月1日

2.問題への対処


<友からのアドバイス>

過日、友人と話し、大いに盛り上がった内容です。友人も、私同様 コミュニケーションをテーマにしたプログラムを展開している、アサーション(率直な自己表現)のトレーナーです。
 ちょうど、少し前に私にとってショックな出来事があったので、それを彼女に聴いてもらいました。その時、彼女から非常に興味深いアドバイスを受けました。

「実はわたしも最近ネットで見てナルホドと思ったこと。新聞で人生相談をしている人が問題の解決法は5つあるーと紹介していました。それは 次の5つです」と。

 

  1. 解決する
  2. 逃げる
  3. 忘れる
  4. 保管する
  5. 共有する

 

もちろん、問題の内容(事柄・大きさ・困難さなど、、)により、どのように対処をすべきかは異なります。そして、何よりもその選択権・決定権は問題に直面した当事者が決めていいことなのです。

上記の5つの中で<2逃げる> <4保管する> <5共有する>について、私は強い関心を持ちました。

 

そして、勝手に私流に解釈して 次のように理解しています。

<2 逃げる>

これまで、わたしはこういう発想が持てませんでした。<逃げる=負ける>という感覚が強かったんですね。しかし、すべて自分に降りかかってきた困難に立ち向かう必要もないのではないか、むしろ「積極的にその問題に関わらずに、そこから離れる」ということもありではないかーと思えるようになりました。逃げることは負けることではない。その問題から、その攻撃から自分自身を守ることでもあるーという理解ができるようになりました。

 

<4 保管する>

この対応も、以前にフォーカシングを学んだ時に出てきました。問題が起きた時、すぐに対応しなくてもいいものもある。それをひとまず、自分の中の棚上げボックスに保管しておく。
もしかして、しばらくしたら 氷が解けるように消えてしまっているかもしれない。あるいは まだ、そのボックスに残っているかもしれない。残っていたら、またその時点で改めて
対応を考えようというものです。

 

<5 共有する>

 実は、私自身が一番、やっていることです。問題を話す、聴いてもらう。問題を話す時点で、すでに自分の中である程度 整理していると言っていいでしょう。
話すことで、共感してもらえる。あるいは 掘り下げて訊いてもらうことで、またその問題を深く自分の中で捉えることができます。

 

 

 

<共有>というのは、話した人にも聞いた人にも大きな何かを残す、与えるもの、という感じがします。いつも言っていることですが、性別・年齢を問わずそういう相手がいるということを私は幸せに感じています。
最近、特に実感すること、女性に比べて男性は<言語化>という点では非常にヘタだなあということ。そして <言語化>という点について、努力をしない。なぜか?−そういう相手がいない? もっと、それ以前に話したいことがない? 人と共有化する場面をもたないと、だんだん、人間として衰えていくように見えますね。これは 私自身への自戒でもあります。

まさに 人生、―― 発見・気づきの連続ですね。

 

 



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